JICA海外協力隊の世界日記

スリランカを変える力になる

コーチングキャンプ実施(キャンディーにて)

ආයුබෝවන් .

(発音:Ayubowan.)

小玉和音です。

314日から15日の2日間、キャンディーという地域の学校へ行き、野球の技術指導を行いました。

キャンディーは、スリランカの中心にある都市で、昔は政治の中心としてキャンディー王朝が栄えていたため、それに関連した寺院や建物がたくさんあります。

観光名所はたくさんあり、一番有名なのが仏陀の歯が埋葬されている仏歯寺です。

今回は、野球部がある4つの学校へ行きました。

4校合同で指導できればよかったですが、スリランカ国内のコロナウイルスガイドラインの影響でキャンディー地域は、合同練習ができません。

そのため、各学校半日ずつ訪問しました。

1日目は、 午前にGurudeniya Maha Vidyalaya college、午後にDharmaraja Collegeとキャンディー市内にある学校にて指導を行いました。

率直に感じたことは、コロンボやゴール地域に比べ道具の数が非常に少ない、ということです。

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こちらが、1つの学校にある野球道具です。

これが全てです。

ボールも数球しかなくバッティングや守備練習も効率よくできません。

さらに、グラウンドも小さなグラウンドのみであり、これで思うような練習ができるのか…と考えさせられました。

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こちらの写真は、バッティング練習中の写真です。

飛ばないボールなどを使用すればバッティングなどの練習は可能でした。

(撮影時のみマスクを外しています。)

今回参加してくれたDharmaraja Collegeの野球部の生徒です。

2日目は、午前にSuwarnajothi college、午後にRanabima royal collegeとキャンディー市内から少し離れている地域にある学校を巡回しました。

主に、打撃、守備、キャッチボールなど基本的な内容だけでしたが選手たちが熱心に聞いていたので嬉しかったです。

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(撮影時のみマスクを外しています。)

こちらの写真は、最後に訪問したRanabima royal collegeの野球部の生徒たちです。

学年ごとにチームが分かれており総勢70名が所属していました。

この学校は、代表チームへ選手を輩出しているほど野球が盛んな学校であり、選手や先生からも野球に対する熱を感じました。

二日間と短い期間でしたが、いろんなことをまた学ぶことができました。

スリランカだけではなく、野球途上国では、地域によっての格差、道具不足が問題視されています。

その環境下でも野球が好きな人たちがいて、こうやって工夫して練習しています。

何かをしてあげたいなと思える地域でした。

本当に貴重な体験ができました。

それでは、皆さん

ආයෙත් හම්බ වෙමු.

(発音:ayet hamba vemu.)

また、会いましょう。

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