JICA海外協力隊の世界日記

スリランカを変える力になる

スリランカ初!コーチングトレーニング開始!

ආයුබෝවන් .

(発音:Ayubowan.)

小玉和音です。

先日、野球ライセンス取得のためのcoaching trainingが始まりました。

私は、野球指導者の講師として3日間講義を行います。

第一回目は、コロンボにある国立スポーツ科学研究所(NISS)にて、

午前9時から16時まで

・野球の基本的なルールの解説

・2020年、2021年に変更になったルールの解説

・野球スキルについて

の3本立てで講義を行いました。

スリランカは、日本の野球ルールを参考にしていますので、コーチ達もすぐに理解してくれました。

しかし、日本語のあいまいな表現を英訳し、シンハラ語で説明するのは大変でした(笑)

さて、突然ですが、

皆さんに問題です。

ピッチャーが投球した後、バッターは三振しました。

しかし、そのとき、打者のバットがキャッチャーのミットに当たってしまいました。

この時の判定はどうなるでしょうか?

A:バッターの反則(インターフェア)なので、バッターはアウト

B:キャッチャーの反則(インターフェア)なので、バッターは一塁ベースへ進む

C:不意に起こってしまった事故のため、リスタート

正解は、

Bです。

キャッチャーは、バッターがスイング(バットを振る)した時には、バットがミット(グローブ)に当たらないようにしないといけません。

もし、バッターがバッターボックスの後ろへ下がってきた場合は、キャッチャーも当たらないように後ろへ下がる必要があります。

このように、野球には細かいルールが存在します。

状況に応じたルールを把握していないと一流のコーチとは言えません。

今回の講義では、

説明

問題

解説

という流れで講義を進めていきました。

コーチ達は、

『この状況なら…』

と考え、意見を発していたので良かったです。

毎回、問題出題時に討論会が始まるので、それを止めるが楽しかったです。(笑)

IMG_5062.JPG

IMG_5060.JPG

上の写真が講義中の写真です。

例えば、スキルについての講義では、

日本ではお馴染みの『スキャモンの発達・発育曲線』を使用し、年齢によってどのような指導を行うのが適切かなどを解説しました。

コーチ達は、この曲線を見るのが初めてだったみたいなので、興味を示していました。

第二回目と第三回目は、グラウンドにて行います。

グラウンドでは、

・技術面(打撃や守備)でのレクチャー

・模擬授業的な講義

にしたいなと思っています。

コーチ達には、たくさん打ってたくさん動いてもらいます。(笑)

少しでもスリランカの野球が良くなることを祈りつつ、残りの任期も頑張ります。

それでは、皆さん

ආයෙත් හම්බ වෙමු.

(発音:ayet hamba vemu.)

また、会いましょう。

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