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　私の活動の一つに書写の授業があり，小学生と中学生に教えています。この写真は小学生の授業の様子です。希望者が集まって学んでいます。

　３月から，小学2年生（年齢的には日本の小学1年生）が授業に参加し始めました。始めたころは，道具に触れるのも，墨をするのも，筆をもつのも，何もかも初めてで，「わーわーきゃーきゃー」言いながらの授業でした。墨をこぼす，手が真っ黒になる，という書写の授業でよく見る光景でした。文鎮を置き忘れたり，左手が膝の上にあり半紙を押さえていなかったり，崩れた姿勢のままで書いたりすることもありました。でも，授業を重ね，同じことを繰り返し教える中で，私が言わなくても，姿勢が整い，左手で半紙を押さえるようになってきました。また，墨トラブルは少なくなり，静かな時間が長くなってきました。お手本をよく見る，自分で書いた字を見直す，半紙の空いている部分に練習する。どうしたらもっと美しい字が書けるのか，自分で考える姿も見られるようになりました。

　今後も，いつも明るくにぎやかな子ども達にとって，週に1回の書写の授業が，心を落ち着け，自分と向き合う時間になったらいいな，と考えています。