JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

ヤラセと友情

新年を迎えましたね。

●「一年の計は元旦にあり」

 昨年末に知人から新年の抱負をシェアするよう宿題を出されていたので、まさにこの元旦、今年の抱負を考えました。その知人女性はイスラム教の宗教指導者をされており、とっても柔和なお人柄を私はたいへん慕い尊敬しています。新年を迎え、集まった人々と今年の抱負をシェアした時に、彼女から「紙に書いて壁に貼りましょう。」「ノートに書き出しましょう」と説明されたので、私はこのブログに書くことにします。

では行ってみよう!(優先順に記述しています)

健康をより良く保ちます。
→元気があればなんでもできる!起床後と就寝前のヨガを続け、健康的に美味しく有り難くお食事をします。

有言実行します。
→昨年よりお友だちに証人となってもらい度々有言実行をしています。例えば、引き延しにしていた歯科の予約をする、分からないことをすぐ尋ねるなど日常的なことも。私には効果的です。

③「 配属先のご高齢者やスタッフとの関わりを大切に、一緒に過ごす時間を楽しみます。
→この抱負を前述の宗教指導者にお伝えすると、「コミュニケーションや対話を大切にしていきましょう。」とお話し頂きました。

④ 「両親に正直に向き合い、円満な関係を保ちます。
→親孝行すると言いたいところを遠く離れて言えない、できないのが悲しい...。

⑤ 「マレーシアに派遣中の隊員を訪ねる旅をします。
→このブログで仲間の活躍をレポートします!

⑥ 「マレーシア語で分からないところはすかさず周りの人から教わります。文法を崩し過ぎず話します。
→「分からないとすぐ聞いてくる日本人」のイメージを定着させたいです。私が現地の人の真似したつもりで喋っても他の人には伝わらないので、文法は崩し過ぎない。定着したのは「マレーシア語辞典」を常に持ち歩いていること。右下の写真のようにご高齢者が預かってくれることも。...優しくて泣ける。

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⑦ 「任期終了後の進路をじっくり考えます。
→情熱を注ぎたいことは何か?突き詰めたいことは何か?大学院進学も一つの選択肢と考えています。

⑧ 「世界日記を書くように、表現することを楽しみます。」                      →色んな人に出会い、上手くいったことに天狗にならず、失敗を糧にしてレポートしていきます!

●ヤラセ写真と友情と今年の抱負③

 上の写真はつい先日配属先の同僚が撮ってくれました。

 「これはオーバー。」とは彼女の一言。

 活動中の写真が必要になり、写真撮影することに。
(入居中のご高齢者のプライバシー保護など含め、活動の写真をほとんど撮っていませんでした。)

 「モップで掃除してみて」、「ご高齢者と一緒にお皿洗いをしよう」、「ご高齢者をお部屋に案内しよう」と次々に提案してくれて、私がふだん活動で行っていることを、写真を見た人たちに知ってもらおう、と続々やらせ写真を撮影。彼女たちの気持ちが心から嬉しかった。「みんなと働くのが私は楽しいんや!知ってるよね?!」って言うと彼女たちは笑顔でうなずいてくれる。3ヶ月前の私には一緒に働ける喜びをどのように表現したら良いのか分かりませんでした。

 青春のような瞬間を味わい、素朴な幸せにあふれる毎日を満喫しています。

 今年の抱負③のために、昨年から続けてきた日常の小さなことを尊いものとして今年も継続していきたい。結果を求めず地道に続けることで、思わぬ時に身を結ぶことがあります。

 「幸せでなければならない」とは、マレーシアの方々から言われて、とても印象的に残っている言葉です。

 幸せは人それぞれ。おたがいに良き幸せな一年を過ごしましょうね!

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