JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

令和5年6月23日(金曜日)の日記 わくわくサラワク編

サラワク滞在3日目。

午前

6時20分

ホテルのロビーへ降りて行った。
今日で滞在3日目。いつも顔を合わすマダムがいてあいさつをした。
外はずいぶん明るくなってきた。
任地にいると、この時間はまだ暗い。
マレー半島より東にあるボルネオ島のサラワク州は実質1時間程度の時差があるらしい。
いつもロビーで出会うマダムはドイツから来ていると言っていた。
今日でこのホテルはチェックアウト。

7時半

お友だちと4人で朝ごはんに行った。
私はサラワク滞在中、1日1杯のサラワク・ラクサを食べたいと思っている。
今朝もラクサを食べて、エネルギーチャージできた!
朝ごはんを食べながら、みんなで一緒にやりたいことがうまく運ぶような方法を話し合った。

8時すぎ

クチン市内にある高齢者入居施設を訪問。
今日の目的は、そこで高齢者福祉や介護、そしてリハビリテーションについてプレゼンテーションとアクティビティをすること。
心強いバディは、作業療法士のAKIRA TAKAHASHI!
出席者は同施設の施設長、職員、外部から招かれた訪問介護サービスの職員など40人くらい。


私は、日本の各種高齢者福祉サービスを紹介したあと、”TAPPING TOUCH(タッピング・タッチ)”という医療に関係ない誰にでもできるセラピーを紹介した。
アキラさんは、高齢者の介護予防について、健康的な食事や筋力維持の重要性を話してくれた。
彼が紹介した数々の筋力エクササイズ、なかでもコグニサイズは出席している若者にもウケていて、そのライブ感は心地よい一体感があった。


出席していた皆さんが積極的にコメントしてくれたり、私たちの表現が足りなかったりすると彼らは上手く言い換えてくれたので、本当に助かった。
一緒に学び合えて、私は高揚した。

午後

12時すぎ

お昼ごはんを施設でごちそうになった。
施設の厨房で料理してくださったとのこと。
食べながらみんなで日本の食文化について話が盛り上がった。
お寿司の人気は定着していて、アキラさんは任地でお寿司をつくるアクティビティをした、というからすごい!

2時

イオンで、お金を下ろしに行ったお友だちを待ちながら、アキラさんと語り合った。


・「複数の方が心強い」
(JOCV一人よりも複数でイベントをする方が補い合えて、相乗効果がある)
・「マレーシアでの高齢者介護の可能性」
(日本で例えると、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、看護師、歯科衛生士、管理栄養士、医師、家族、NGO、地域、ボランティアがチームとなってお年寄りに関わっているので、マレーシアでも応用できるのではないかと考える)
・「現地の需要」
(交流を通して、現地の人々の声、高齢者福祉・介護について学びたいという気持ちを聴かせてもらえた)

3時

ABC(Ais Batu Campur)というかき氷をみんなで食べた。


そして「貢献」について話を掘り下げた。
「今日、私たちはそれぞれ何を貢献できたか?」
アキラさんは、脳と身体の刺激になるコグニサイズを紹介した。私はタッピング・タッチを紹介した。友人でもあるインターンのファティは司会をしてくれて、ヌルルはこのプログラムの全般においてコーディネートしてくれた。


「貢献」についてわざわざ話し合う意義はおおいにある。
私たちの場合、何ができたかを一緒に分かち合い、そしてこれから何ができるのか、それを実現化するために一緒に考えられる。


熱い情熱は、ABCとスコールのおかげでいい具合にクールダウンされた。

夕方

5時すぎ

ホテルにチェックインした。
スタッフから「レインフォレストに行くの?」と聞かれた。
この場合のレインフォレスト、とは世界的野外音楽フェスティバルの”Rainforest World Music Festival"のこと。3日間のうち私は1日だけ観に行く。
日本の”Fuji Rock Festival"みたいなロックミュージックのフェスティバルではなくて、現代の民族音楽フェスティバル。

7時すぎ

お部屋にあるテレビをつけて、見出すと面白かった。
チャンネルはどうやら国営放送。
どうやら、コルバン、犠牲祭?について説明している様子。
もうすぐHari Raya Hajiがあるからだと思った。

どうなるか想像の及ばなかった、今日のプログラムがみんなの調和で盛り上がって、胸がいっぱい。
そのために労力を惜しまない、ヌルルに感謝。

We all love you, Nurul.

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