JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

世界日記

こんにちは!

冒頭の写真は、
マレーシア手話で「LOVE」マレーシア語で「SAYANG(サヤン)」
先日、初めてマレーシア手話を教わりました。

ここマレーシアでろう者や盲ろう者の皆さんに出会い、マレーシア手話に出会いました。
私は日本手話をまったく知りません。ですので、手話で歌を歌えることも知ったばかりです。

手話の世界に出会い、その表現力の豊さに感動しました。
「嬉しいんだな」「落ち込んでるんだな」「希望をもってるんだな」と、完全ビギナーの私にも、特に感情面が伝わってくるようでした。
状況に伴う、表情の変化にも目を奪われます。

例えば「嬉しい」の気持ちを手話で伝えようとすると、自然と高揚した表情になることに気づきます。
ですから、凹んだ時に、手話で「嬉しい」をひとり練習すると、なんかいい感じになります。


逆に、「悲しい」の気持ちについて、流れる涙を表現した手話と、落ち込んだ表情を見ると、
「悲しいんだな」と、その人の気持ちへの共感に至ります。
また自分で「悲しい」を練習してみると、自分の素直な気持ちを受け入れられるような気がします。

「なんかイイな・・・!」
それは、ろう者と手話通訳の方に囲まれて手話を教わり、真似して習得していた時のことです。
「ありがとう」を一緒にやってくれると、発話と違って、誰かの言葉が別の誰かに被さることがないように思いました。
しかも、みんなの「ありがとう」を見渡せる。
調和・・・と言いましょうか。


出会った手話通訳の方は、手話の魅力を次のようにお話し下さいました。

「手話を使う人、ろう者は、思考が違う」と。

・・・どのように思考が違うのか、覗きたい世界です!(もう私はその世界におじゃましていますが)

さて、
ここまで、タイトル「世界日記」と異なる手話について書いてきましたが、今回のタイトル「世界日記」について。

いつも、皆さんの世界日記を読んでいます。
なかでも、2020年JICA二本松訓練所で苦楽を共にし、新型コロナウイルスによる待機期間を経て派遣された同期隊員もたくさん執筆しているので、読むと、みんなの元気な姿に励みをもらいます。

一方で、派遣されて1年と半年が過ぎ、「こんなはずではなかった」と、私のただの期待?妄想?をあらゆる側面であっさり打ち砕かれたことも数え切れません 笑
そんなこともあって、書き始めて長らく私には、活動面において書く自信がありませんでした。
(隣の芝はいつだって青い!)

取り敢えずはそれらを心に仕舞いつつも、書き始めてから今まで10ヶ月間、出来るだけ正直に書いてきました。書くことが、私にはとても楽しい創作で、人との出会いが原動力です。

そんな思いを経て、今きっと、世界日記に表現された活動の水面下には、計り知れない努力やさまざまな思いがあるのでは、と私は思うようになりました。行間にも皆さんの大切な思いがあるのではないかと。
(すべて表現されていてもステキ!)
また、私の「こんなはずではなかった」経験は、ある意味で、新しい世界、チャレンジが待っていたことを知らせてくれた、とも。
しかも「こんなこと起こる?!こんなふうに起こる?!」と嬉しい驚きが、突然訪れることもありますからね!

世界中で活動されている隊員の皆さんへ、
どうぞ、安心、安全、健康で、望む毎日をお過ごしくださいますように。

マレーシアの片隅で祈っています!

それでは、

Sampai jumpa lagi! ( インドネシア語で「また会いましょう!」)

ソーシャル ワーカーで活動中のフシミさんのブログから頂戴しました ♪
インドネシア日記〜ソロ活動中〜
「#9 母との別れ」に涙・・・)

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