2023/10/30 Mon
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令和5年10月18日(水)の日記 「みんなで生きていく」編
午前
9時、家を出る
今日は休みを取った。
派遣中の隊員、ヒロに会うため、これから首都クアラルンプールへ電車で向かう。
ほんとは、
NGOでNPO団体が運営するお気に入りのカフェへ行きたかったけど、
たまたま今日は忙しそう、との話を聞いて予定を変更することに・・・
10時、奇跡の連絡を受ける
とある女性から連絡が入った!
その方は、もともと今日行きたかったところ、
United Voice Self-Advocacy Society of Persons with Learning Disabilities Selangor and Kuala Lumpur
の、ワンさん (冒頭の写真の女性)
ワンさんと話すのは初めてで、今日行きたかったことを打ち明けると、
「忙しいのは午前中、午後は大丈夫!」
と、好転して、訪問できることになった。
「こんなことあるんやなあ・・・!」
と高揚して、これから会う予定のヒロに連絡した。
11時、JICAマレーシア事務所へ行く
似顔絵を、お世話になったボランティア調整員さんに渡しに行った。
これは、敬愛する友達に描いてもらった。
今日、お休みなのは知っていたので、別のボランティア調整員さんへ預けることに。似顔絵の調整員さんには、とってもお世話になっていて、今月任期を終えられる、とのこと。喜んでくれるといいな!
事務所では、現地スタッフの皆さんとおしゃべりして楽しかった。
午後
1時、United Voice に着く
一緒に訪ねたのは、派遣中の隊員で、青少年活動のヒロ。
マレーシア隊員 ボランティアの会の会長を務めていて、ユーモアがありつつ真摯な姿勢に、私は尊敬している。
ワンさんが迎えてくださって、
ヒロはフレーバー ティー、私はカフェラテを注文した。
タルトはワンさんのご厚意で。
飲み物は、United Voiceのメンバー(利用者)が用意してくれて、丁寧に作ってくれてとても美味しい。
盛りつけやセットが適していない時は、担当したメンバーが適切に提供できるよう、スタッフ( ジョブコーチ)が理由とともに伝えていた。
そして、再度整えて、提供してくれる。
私たちはお茶を楽しみながら、
来月の「日本人会 チャリティバザー 2023」で使用するUnited Voiceの説明文について、ワンさんから意見を求められた。
そこで、日本語訳をお手伝いすることになりました!光栄なことです。
ヒロは、United Voiceの信念や、大切なことで伝えるべきと感じたことを、丁寧にワンさんに確認していた。
ワンさんは、会話のなかで、メンバーの障害の特性を理解すること、彼らの意志を尊重すること、みんなが共に過ごし作業を行う上で大切な態度について彼らに伝えていること、を話してくれた。
ここには、美味しいお茶とお菓子があって、創造性豊かな作品にあふれ、友達として迎えてくれる人たちがいる。
それは、とても豊かなことだ。
私自身が時に感じる社会での生き辛さ、って、こんな時に癒されてるかもしれない。
夕方
午後6時 電車に乗る
クアラルンプールのこの時間は日の入り時刻を迎えておらずまだ明るい。
ふだん利用している電車に、最近、女性専用車両が設けられた。
私が住んでいる地域は、首都クアラルンプールの郊外で、朝夕のラッシュ時にはたくさんの乗客でぎゅうぎゅう。なので、このように女性専用車両があると安心。
乗っている間、右耳からマレーシア語、左耳から中国語が聞こえてきて、そのような状況にはすでに慣れていたけど、ふと、多民族国家らしいなあ、と思った。
その他、英語やタミール語なども交わされていると思う。
( 実際、高齢者入居施設での活動中、私はご高齢者の親しんだ言葉にできるだけ合わせたいと思い、マレーシア語、英語、中国語、タミール語であいさつをするようになった。しかも時に日本語で返してもらえる、という興味深い展開 )
午後8時 帰宅
今日は一日、たくさんおしゃべりして、美味しいもの食べて、心地よい疲れでけっこう眠たい。
やれやれと、United Voiceで買った焼き菓子を詰めた袋をカバンから取り出し、プリントされたメッセージに目が覚める・・・!
” great things never come from comfort zones"
・・・そうかもしれん、確かに。
これにて、今日の日記はおしまい。
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