JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

マラッカのJOS(ヨス)さん

おはようございます!

ただいまマラッカという世界遺産の街にあるリトル・インディアで朝ごはんを食べたところです。
このブログの下書きを活気あるインド料理のレストランで書き始めました。

私の席の斜め向かいではサリーを着たご婦人がロティ・チャナイを食べていて、厨房からは出来上がったお料理が続々と運ばれ目が離せません。

さて、今回ご紹介したいのは、こちらのアキヨシさん

マラッカの職業訓練校でメカトロニクスを専門に活動されているシニアボランティア。
独特のジェントルマンな雰囲気をおもちで、ふだん「アキさん」と私はお呼びし、じっくりお話ししてみたいとずっと思っていました。そして今回マラッカでお会いすることが実現!

そんなアキさんには「JOS(ヨス)さん」という呼び名があることを初めて知りました。

JOS(ヨス)とはオランダでポピュラーな名前とのこと。
なぜアキさんとオランダ人の名前が関係しているかと言うと、アキさんはオランダに住んで30年になるから!「アキヨシ」の「ヨシ」が「ヨス」となった訳です。
オランダとの関係は次に続きます。

「夢、って実現する。」

アキさんとの語らいの中でとても印象的な言葉でした。

大学生の時に、アキさんには「ヨーロッパっていいな。」と感じる経験がありました。
国際技術学生交流協会(IAESTE)を通じて、2ヶ月間、西ベルリン(当時)の工科大学でヨーロッパ各地から研修に来ていた学生達と過ごした経験がヨーロッパへの憧れを導いたそうです。

それから大学卒業後、日本の企業で20年間勤務。そのうちの計11年間はオランダ駐在でした。
20年間働いたのち退職を決意、オランダで住むことにしたそうです。

「思い続けると、願いは叶う。」

自分の人生をつくっていく大切さを、職業訓練校の生徒さんに話されたこともあるそうです。
アキさんの言葉をお借りすると「たくさん失敗した。」それでも願い続けて、夢を叶え、自分の人生を創造していく大切さが胸に迫ります。
オランダという環境は、アキさんに何度でも立ち直るチャンスを与えてくれたそうです。

そしてマレーシアにいる今、アキさんは派遣されて1年が経ち、暮らしている任地の良さが分かる、と嬉しそうに話されました。私は、つい自分に課してしまう制限をもう少し取っ払って、思考と行動の範囲を広げ、マレーシアで新しい景色や世界をもっと見たいな、とアキさんとの語らいを通じて感じています。

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今日は日曜日。これから聖フランシスコ・ザビエル教会のミサへ行って来ます。

LIFE IS SHORT. どうぞ良い一日でありますように。

マラッカのリトル・インディアにて
マリア・フランシスカ・知子

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