JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

シリーズ:最後のお勤め果たします 任期終了1週間前 編

令和6年3月8日(金曜日)国際女性デー

午前

5時 起床 (日本時間:6時)

昨夜、寝る前に水に浸しておいた干し椎茸を火にかける。
明日、 United Voice でメンバー(発達障害の当事者)のみんなと巻き寿司を作るための準備。かんぴょうの代わりに椎茸の甘露煮を用意することにした。

来週には帰国なので、この数日、毎朝15分くらい、荷物の整理をしている。
今朝は、服を片付けた。2年間、有難いことに衣服に困ることなく、バジュクロンや、オリジナルTシャツ、そして介護職の制服まで、いろいろ頂いては着て、あちこち行って、楽しかった。

9時 道に迷う

今日はUnited Voiceの出張コーヒーサービス、United Voice Coffee Cart Project のお手伝いのため、直接家からクアラルンプール市内へ。目的地周辺には早めに着いて余裕をかましたら、肝心の建物が分からない。そうこうしてたらスコールが降ってきた。雨宿りするしかなくてスタッフに連絡。

10時30分 United Voice Coffee Cart Project の開始

国際女性デー」のお祝いに、企業からスタッフへコーヒーを振る舞う、という粋な計らい。テーマカラーの紫色を身につけるのが、今日のドレスコード。 詳しくはUnited VoiceのFB、3月8日の投稿を ♪ → United Voice

午後

12:30 イベント終了

盛況のうちにイベントは終了! 祝、完売!

Coffee Cart Projectのお手伝いは、私にとって今回が2回目。「すごいな!」と思うのは、専用の機械を持参して、きちんと丁寧に美味しく飲み物を提供すること。普段慣れたUnited Voiceのカフェと違って、たくさんのお客さんに応じていくのは簡単なことではないはず。

ある女性は、コーヒーカートに書かれた

I`m Possible のメッセージがすごくいい!」

と私たちに話してくれた。私も同感、「私も、ポッシブルや!」と励まされることが、しょっちゅうある。

片付けの間、メンバーは作業を進めつつ、のびのびしていた。

一人が私のもとに寄って来て、


何色が好き?」と聞いてきた。その次は、「何の動物が好き?」だった。

49歳になっても、こんな素敵な質問を受けられる・・・。何て、言えば良いでしょう・・・すごい柔らかい幸せな気持ちに満たされる。メンバー達ははそんな時間を私に与えてくれる。

夕方

4時過ぎ ボランティア調整員さんと話す

帰国準備の進捗を電話で話した。ボランティア調整員さんのサポートのおかげで、提出物や報告会が一つ一つ終えられた。先月の緊急一時帰国には、任期短縮の可能性がよぎって、今こうしていられるのは有難い。どう転んでも、何かしら感じられるし、得ることがあると思った。

5時 United Voiceのみんなとお夕飯

送別会をしてもらった。

4ヶ月ほど前に当団体と出会い、ご縁あって転籍。「誰?何者?」から始まり、メンバーには「トモコは何を言いたいのか?何をしたいのか?」と しょっちゅう困らせてるけど、ちょっとずつの時間をかけて1個1個、馴染んでいった過程が愛おしい。

United Voiceやマレーシアで私が日々学んできたのは、知ろうとする、ひいては「理解すること」だったと思う。みんなが私を理解しようとしてくれたことを たくさん感じてきた。そうして、友だちでいてくれる、それがいちばん幸せ。ほんとうは、もっとみんなと過ごしたいけど、大丈夫。マレーシアと日本との間でこれからもお付き合いは続くしね!

・・・という訳で、
 シリーズ3回目はこれにておしまい。

読んで下さって、

ナンドゥリー!(タミール語で「ありがとう」)

☆後日談・・・
文中で「何の動物が好き?」には、目的がありました・・・
メンバーが、私の好きな色、青色で、好きな動物の象さんを作ってくれました(泣)
So sweet・・・

IMG_6143.jpeg

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ