JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

シリーズ:最後のお勤め果たします「世界ハンセン病の日」編

マレーシアから、こんにちは!

3月に入り、私の任期は残すところ、あと1週間。

シリーズ第2回目は、

私の尊敬するお友だち、セラさん(冒頭の写真)をご紹介します。
彼女とは、昨年5月、ハンセン病療養所の Valley of Hopeで知り合いました。


そして、セラさんをはじめ、当地で出会った人々に私は大変インスパイアされ、これまで度々、私の世界日記で書いてきました。それを彼女は翻訳のアプリを使って読んでいてくれたそうです。ありがたい事です。

「老师」

『POWER OF CRERATION」

「世界アルツハイマー月間 その2 分からない世界に身を置く」

「令和5年 師走 おかげ様で何とか生きております」

「任期中、最後の訪問・・・」と思って訪ねた日に

世界ハンセン病の日

のイベントが開催されていました。

普段は入ることのできない資料展示室が開放されていて、右の写真では、セラさんと、療養所の人々の治療にあたる医師が、熱心に義足を見ています。また、かつて療養所にはハンセン病の研究所があって、その様子をうかがえる貴重な展示も見ることができ、「とても価値がある・・・!」とセラさんが興奮気味でした。

いつもはガイドで忙しいセラさんと、運良くゆっくりお話しできることができました。

ガイドの時は、大勢のビジターの前で心を込めて解説されており、そんな彼女の姿に、いつも私は感銘を受け、友達である誇らしさすらありました。

私たちは出会って1年弱なのですが、
彼女が「初めてあなたがここに来た時のことを覚えてる!」と笑いながら話し出しました。

・・・と言うのも、
その日、私はわずかな情報を頼りに、しかも最初にたどり着いた場所は間違っていて、地域の人に案内してもらい、どうにか こうにか 辿り着いたのでした!その時、資料館にいたのがセラさん、という訳です。

さらに私たちがじっくり話したのは、

私たちは、それぞれ ボランティアであるということと

何に動かされているのか? です

私は、セラさんが平日会社でお仕事して週末にValley of Hopeで活動する姿勢を尊敬しているし、彼女は私に、外国へ出るには勇気がいる、と話してくれました。
それぞれボランティアでありながら、互いの違いに敬意を示し、学び合える関係に感謝しています。

ちょうど印刷が仕上がったという、Valley of Hopeを紹介する本を買うことができました。
ぜひ、
この本を持って 国立ハンセン病資料館 を訪ね、その様子を報告するよ!と宣言してきました。

それでは、このへんで・・・

シリーズ第2回目をお読み下さって、

谢谢! (中国語で「ありがとう」)

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