JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

後悔のあとに

2023年6月7日午前、

マレーシア国王妃が配属先の高齢者入居施設にお越しになられました。

まずは、当日のニュースをご覧ください。

https://youtu.be/65gSo5KNRzY

もうひとつこちらも。(6月7日の記事をご覧ください)

https://www.facebook.com/IstanaNegaraOfficial

国王妃にお会いしたことを、どのように語って良いか分かりません。

ただ、

入居されているご高齢者の皆さんのなかには、
手を取って頂いた時に触れた、国王妃の手の柔らかさに感激されたり、
王族の方々がお持ちになる独特の長い名前を完全に記憶されたり、

皆さんそれぞれに言葉に尽くせない感動があったようです。

介護職のみんなが喜んでいたのは、
国王妃から
「あとで、みんな大勢で一緒に写真を撮りましょう!」(近藤知子訳)
とお声がけ頂いたことでした。
(実際の声音はもっと親しみ深い印象があります。)

私は、と言いますと...

名称未設定.png

国王妃から「どのようなことをしていますか?」とお声がけ頂き、想像を絶する幸運にも関わらず、
緊張のあまり上手くお答えすることができませんでした。かろうじて
「私のお役目は、日本での介護経験をここでシェアすることです」と小さ〜く、よわ〜くなっていく息もたえたえの声で、言葉を絞り出しただけ。
国王妃だけでなく、誰にも聞き取りづらい音量だったと思う!

運よく、女性家族地域開発省の副大臣が「ありがとう」とお声がけ下さったので、
上手にお伝えできなかった後悔におそわれながら、写真の私は「間違いや失礼が確実にありましたが、ごめんなさい」と、放心状態で副大臣にあやまっています。(写真はIstana NegaraのFacebookより)

時間が経って、国王妃とお話ししていた時のことを思い返すと、

国王妃の瞳のあまりの美しさに見惚れてしまっていたことに気づきました。
(心の中で「わあ〜」って言ってたのが聞こえた。)

そう思うと、上手にお答えできないのも無理はないし、引き込まれるような瞳をお持ちの方にお会いできたのは、なんて幸運なことだろうと思います。

国王妃がお帰りになられたあと、いただいた生花はみんなで分け合いました。

次の日出勤してみると、施設のいろんなところでお花が飾られてあるので、みんなが国王妃を慕う気持ちを私も一緒に感じられます。

ちなみにマレーシア人の友人らからは、国王妃と直接お話しして、「気絶しなかっただけマシ」と言われました。
                                      ...確かに!

それでは、また。

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