JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア日記・ザ・介護士ともあん

フィジーから新聞、届いたよ!

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

マレーシアでは、来月10日に迎えるChinese New Year春節、旧正月)に向けて、日毎準備が華やかになっています。
シンボルカラーの赤色は「幸運」や「春節」などを表す、とお友達が教えてくれました。また、毎日何となく、いろんな人に赤色の意味を尋ねていると、受ける説明がそれぞれ興味深いのです。せっかくですから、毎日誰かに訊いてみようかと。とにかく、縁起の良さを表すようですね。

さて今回は、
JICA海外協力隊として同じ職種、高齢者介護ゆうこちゃん(写真手前中央)をご紹介します。
ゆうこちゃんは、現在、フィジーの高齢者施設で活動されており、赴任して10ヶ月が経ったそうです。

ゆうこちゃんとは、
2019年夏、JICA海外協力隊の2次試験、面接会場で初めて出会いました。お互い合格して、2020年初頭に
JICA二本松訓練所で再会。(本来、フィジーに派遣予定の訓練生は、JICA駒ヶ根訓練所に入所する場合が多い、とのこと)訓練終了後は、新型コロナによる渡航延期がありましたので、ときどき連絡を取り合ってお互いの派遣再開を待ちました。

私にとって、ゆうこちゃんは尊敬する介護福祉士の一人でもあります。
前述の、2次面接会場で初めて出会ってお話しした時には、その穏やかで落ち着いた物腰に、「こんな人が受かるんやわ〜」と素直に感じたことを思い出します。また、訓練中には、一緒に地域のご高齢者を訪ねたことがあって、その時には彼女のささやかな仕草に表されるご高齢者への敬意を感じました。

そんな素敵なゆうこちゃんから、「GOLDEN AGE TIMES」が届きました!今年1月から新聞の発行を始めたそうです。

2024年1月号では、高齢者の暑さ寒さの感じ方を理解すること、厚着などによって高齢者の身体に熱がこもっていないかどうか?の状態を汲み取る重要性について説明されています。また、無理なく水分をお勧めできるアドバイスもあって親切!

また、ココナッツウォーターやキュウリ、トマト、そしてナスは、マレーシアで生活する私にとっても身近なものです。素材の効果を上手に取り入れたり、水分の取り方などちょっとしたことに配慮できると、ご高齢者だけでなく、誰にとっても水分補給や体温調節に役立ちますよね。

ゆうこちゃんの人柄や思いは、以下の「The Fiji Times」の記事からも伺えます。

「The Dream to serve Fiji - The Fiji Times」

なかでも、私の胸に詰まるのは次の言葉です。

”One of the most enjoyable things for me is to eat a meal with someone and say how delicious it is or to laugh together. I feel the important thing in life is to realize the happiness I already have."

私が数ヶ月前にこの記事を読んだ時、自身の活動においてもっとも辛い時でした。ですから、「人生で大切なことは、今ある幸せに気づくことだと感じています。」という、ゆうこちゃんの眼差しは「私も十分、満たされている」と思わせてくれました。

ゆうこちゃんとは、時々ビデオコールをして、彼女の朗らかな笑顔を見ているのですが、写真を通して、フィジーのご高齢者と接している時の笑顔もとっても良いなあ、と思います。

フィジーとマレーシア、4時間の時差を計算してやり取りする日が来たなんて!と友情に感謝です。

それでは、また。



Vinaka!(フィジー語で「ありがとう」)

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