2020/07/12 Sun
日本語学校
24. 日本へ行ったら...?
BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)
ブラジルから帰国して早3ヶ月。
帰国してから現在まで、オンライン授業を通して毎週生徒たちと顔を合わせています。
今回は、オンライン授業でどんなことをしているのか?ご紹介したいと思います。
私は「Zoom」というツールを使用してオンライン授業を実施しています。私が活動している日本語学校に来ている生徒たちは比較的インフラが整っている家庭が多く、生徒のほとんどの家でインターネットが繋がっています。もちろん、その時によってインターネットの繋がりが悪い生徒もいますが、録画機能を活用したり、後から補足をしたり、大きな問題もなくみんなが授業に参加できる形を続けられています。
私がオンライン授業で意識していることは、”日本”を感じてもらえる授業にすることです。どういうことかというと、今まで生徒たちは「ブラジルに来た日本人の私」から話を聞いたり授業を受けたりしていましたが、今は「日本にいる私」が授業をしています。せっかくなら、リモートで日本に来て勉強しているような気分になってもらえたらなと思い、基本的にこのオンライン授業では「生徒たちが日本に来た時を想定したテーマ」で授業を行っています。
例えば、日本に来たら必ず利用する空港や駅、留学したい生徒がいるので日本の学校のこと、日常生活には欠かせないスーパーのことなど。自粛生活の範囲内で日頃から目にするものは写真に撮っておいて、教材にしています。インターネットの写真やイラストよりも、実際に先生が撮った写真のほうが現実的でワクワクしますよね。少しのワクワクを大切にしたいなと思って、そんなことをしています。
授業の一部を紹介すると、、、
スーパーでは、お金を払うだけではなく必ずエコバッグを持参しているか、会員カードがあるか、聞かれますよね?私がブラジルへ行ってすぐの頃、そういう言葉がはっきり聞き取れなくて、とりあえず「Não(いいえ)」と言いながら困惑していました。
そんな時に、もし知っている言葉が一つでもあればその場の不安が楽しみになるし、実際に聞き取れたらすごく嬉しいと思うんです。今まで私が外国へ行った時に体験したことを思い出しながら、授業ではそのような会話を意識しています。
また、最近は「レジ袋の有料化」について話をしました。
ブラジルではまだまだレジ袋が中心です。しかも、薄いレジ袋を大量に使います(ブラジルに住んだことがある人はわかりますよね笑)。ちょうど生徒の中に環境学を専攻している生徒がいて、その生徒は日本の取り組みにとても感心していました。地球環境についても考えさせられる、我ながらいい授業でした(笑)。
毎週、生徒も私も楽しみにしているオンライン授業。私のボランティア任期終了が近付いていて、もうすぐ終わりです。最後まで生徒たちとの時間を楽しみたいなと思っています!
では、また次回をお楽しみに!
ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)
SHARE