JICA海外協力隊の世界日記

ブラジルピンダのこんちゃん日記

25. ついに最後の授業!

BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)

急な一時帰国からこれまでの約3ヶ月間、もうブラジルにはボランティアとして戻れないかもしれないという悲しみと、この状況で日本語学校になにができるのかという不安などで少し落ち込んでいた時期もありました。でも、いろんな人から前向きな言葉をかけてもらいながら少しずつ自分にできることを始めました。
先生とはチャットで宿題や授業の相談にのったり、こちらから日本の様子を伝えたり。生徒たちとは、オンライン授業をスタートしたことで毎週生徒たちの顔を見ることができました。そして日本人会の会員の方やブラジルの友人からも連絡をもらったり、日本にいてもブラジルと繋がっていることを感じる日々でした。
日本でもブラジルでも自由に家から出られない日々の中で、生徒たちの「毎週のオンライン授業が楽しみ!」「早く日本語学校へ行きたい!」という言葉に背中を押されながら、今までの感謝を込めて、日本から活動を続けました。

習った日本語を思い出しながら言葉を絞り出す姿、楽しそうに笑い合う姿、私に質問攻めをする姿、そんな生徒たちの姿を最後まで見ることができて、本当に幸せでした。最後は、「また会おうね!それまで元気でいようね!」という言葉で授業を終えました。

そしてそのあと、先生たち全員とリモート電話をしました。先生たちはみんなブラジルにいますが、もちろんまだ会えない状況が続いていて、全員がそれぞれ自宅からの参加だったので、自分もブラジルにいるような、本当に不思議な感覚でした。現地で任期の最後を迎えられなかったのは本当に残念でしたが、違う形ではあっても、最後まで私の活動を快く受け入れていただき、こうしてリモート電話という形で最後の時間を共に過ごしてくれたことに心から感謝しています。
たとえボランティアの任期が終わっても、ピンダ日本語学校のメンバーの一員としてこれからもみんなを応援し続けます!

どこへ派遣されるかわからない中で、世界中の国の中からブラジルに、そしてブラジルの中からピンダモニャンガバが私の任地になったこと。このご縁は私にとって一生の宝物です。これからもブラジルとの繋がりを絶やさず、いつかまたブラジルのみんなと会える日を楽しみに、次の人生を歩んでいきたいと思います。

”生きていれば必ずまた会える!”

2年間ブラジルでのボランティア活動、とにかく最高でした!!
世界日記、そして”ブラジルピンダのこんちゃん日記”をご覧いただいているみなさん、応援していただきありがとうございました!

これにて執筆終了、、、ではなく!今後半年間はこちらで執筆を継続させていただきます!特に「ブラジルで見た!〜〇〇編〜」のネタがまだまだありますので、少しずつそちらもご紹介していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

では、また次回をお楽しみに!
ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)

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