JICA海外協力隊の世界日記

ブラジルピンダのこんちゃん日記

11. ブラジルのお盆って?

BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)

11月2日はブラジルのお盆でした。
正式な名前は「DIA DE FINADOS(ジア・ジ・フィナードス)」、「死者の日」です。死者の日というとメキシコをイメージされるかもしれませんね。メキシコではお祭りがあって国中が盛り上がることで有名ですが、ブラジルではそういうお祭りはありません。

ブラジルではみんな何をするのかというと、お墓参りをするんです!
ブラジルの宗教は、カトリックが約65%(*外務省より)のカトリック教国です。死者の日に多くの人々が墓地を訪問し、亡くなった友人や家族に祈りを捧げます。遠くに住んでいる人も、この日に合わせて帰省する人が多いそうです。日本のお盆と同じですね。
そして、日系人の方々はこの日を、死者の日ではなく「お盆」と呼んでいて、カトリックではなくても日本のお盆と同じようにお墓参りをされます。
個人的にブラジルのお墓はずっと気になっていたので、日系人家族のお墓参りに一緒に連れて行ってもらいました。
おそらく地域によって様子は異なると思いますが、今回は私が行ったピンダの墓地をご紹介します。

まず、墓地の前には期間限定でたくさんのお花屋さんがズラーっと並んでいてたくさんの人が来ていて大賑わい。花を見ると、菊の花、日本ではお墓には持っていかないような薔薇やガーベラ、かすみ草なども売られていました。そして造花が半分ぐらいを占めていました。
そして、墓地の周りは高い壁で囲まれていて外からは全く見えません。そのおかげか、怖い雰囲気は一切ありません!(笑)

中に入ると、石やコンクリートなどで作られたお墓がズラッと並んでいます。ほとんどのお墓には名前や生年月日と亡くなられた日が彫られていて、その横には写真もつけられていました。
また、十字架が掲げられているお墓がたくさんある中で、日本と同じように大理石に日本人の名前が彫られたお墓もたくさん見かけました。さすが日系社会がある街です。
写真には写っていませんが、ちょうど墓地の真ん中あたりに小さい教会があり、当日は静かにミサが行われていました。

そして、特に日本と違うな〜と思ったのは、階級によってお墓の種類やエリアが違うことです。
階級というのは、著名人たちのお墓、一般人たちのお墓、お金がなくて自分たちのお墓が作れない人たちのお墓というような分け方です。それぞれエリアが分かれていて、著名人たちのお墓はかなり大きくて立派な作りで、お墓参りに来た人たちが見物していました。一方で、お金がない人たちのお墓は、荷物ロッカーぐらいの大きさのお墓で、壁にズラッと同じ大きさのお墓が設置されていました。こんなところでも貧富の差が明確なんですよね。。。

おまけに、ブラジルらしい(?)話を耳にしました。
この時期になると「献花泥棒」が出るらしいです。供えられた新しいお花を盗み、それを売ってお金にするんだとか。よくそんなことを考えるなぁと逆に感心してしまいます(苦笑)。

さて、私は日本以外のお墓を見たのは今回が初めてだったので、ブラジルのお墓を見たり、一緒に連れて行ってくださったご家族のご先祖様やご友人の思い出話を聞いたり、とても貴重な体験でした。

では、また次回をお楽しみに!
ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)

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