2020/02/22 Sat
ブラジル生活 日本語学校 日系社会
16. ブラジルからの想いよ、届け!パプリカダンス!
BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)
さて、2020年の今年は東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京五輪)が開催されますね!!
開催まで約半年に迫り、日本ではその話題で持ちきりなのではないかと思います。
私はブラジルにいるからあんまりオリンピックが近づいていることを感じないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実は!ブラジルでも「東京五輪」というワードは頻繁に耳にします。なぜなら、ブラジルでも東京五輪を楽しみにしている人たちがたくさんいるからです。
誰が楽しみにしているかと言うと、日系人のみなさんです。
今から4年前の2016年、ブラジルのリオでオリンピック・パラリンピックが開催されました。
そして、次が日本の東京での開催に決まった時、日系人のみなさんはとても喜ばれたそうです。
というのも、日系人のみなさんは遠いブラジルに住んでいても、自分たちが日本人のルーツを持っていることや、日本のことを心から誇りに思っておられます。いつも私が日系人の方とお話するときの話題は、日本から移住してきた家族の話から今の日本のニュースのことまで、いつも日本のことばかりです。
「日本に行きたい」「日本は憧れ」「日本はやっぱりすごい」こんな言葉がいつも飛び交っています。
私はブラジルに来て、日系社会で活動する中で、そんな日系人の方々の日本への強い想いを日々感じてきました。
でも。
その一方で、私たち日本人はそんな日系人の存在や日系社会について全然知らないんです。私もブラジルに来てなかったらきっと知りませんでした。
日系人の日本に対する想いの一方通行。
こんな地球の裏側から日本を想っている人たちがいるのに、それを日本人が知らないなんて悲しい。。。私になにかできることはないのか、ずっと考えていました。
そして、いろんな考えがつながり、ひとつの小さなプロジェクトに。
それは、今日本でも大人気のNHK2020応援ソング「パプリカ」のダンスを、ブラジル各地の日系団体で踊ることです!
ただ流行りに乗るのではなく、先ほど書いたように、
”東京五輪を楽しみにしている日系人の想いを伝えたい”
”日系人や日系社会のことを日本人にもっと知ってもらいたい”
という願いを込めたパプリカダンスの動画を作ることにしました。
このプロジェクトは、ブラジルで活動しているJICA日系社会ボランティア同期隊員の有志たちが賛同・協力してくれたことで実現することができました。
各自が自分の配属先に声をかけて賛同を得て、ダンスを指導し、最後にダンスを撮影。一見簡単に見えますが、これは自分たちの仕事を増やすことにもなり、配属先との信頼関係が築けていなければできることではありません。そんな中で、15人の同期隊員、15の日系団体が協力してくれたこと、本当に感謝しています。
たくさんの人たちの協力があって、ブラジル各地にある、日本語学校、ブラジル学校、ソフトボール部、バドミントン部、高齢者介護施設、自閉症児療育施設の子どもからお年寄りまでの老若男女、たくさんの人が元気に楽しく踊る、とってもステキな動画が完成しました!!
完成した動画はこちらです!!
\YouTubeで公開中!/
①メイン動画:オープニング+ダンス(03:47)
↓↓この画像をクリック↓↓
②メイキング付動画:オープニング+ダンス+メイキング(05:53)
↓↓この画像をクリック↓↓
この動画ができるまでのお話を読んでいただいた皆さまには、一味違う視点からご覧いただけたのではないでしょうか?
すでにいくつかのメディアでもご紹介いただき、多くの方にSNSでもシェアをしていただいています。そして、「すごく感動したー!」「泣けた。」「ブラジルにこんな日本を思ってくれる人がいるなんて知らなかった」「熱い想いを感じた」など、いろんな方から嬉しいメッセージが届いています。観てくださった方に、少しでも想いが伝わっていたら本当に嬉しいです。
この動画の一番の目的は、より多くの日本人に見ていただくことです。
ブラジルからのエールがより多くの日本の方へ届くように、みなさんのお力をお貸しください!
みなさんのお知り合いへのシェア、ぜひよろしくお願いします!!!
長文を読んでいただき、そして動画をご覧いただき、本当にありがとうございました!!
では、また次回をお楽しみに!
ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)
SHARE