ブラジルピンダのこんちゃん日記

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近藤 ゆみ
滋賀県 ★新規執筆者

タイプ/職種
日系社会青年ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ブラジル サンパウロ州 ピンダモニャンガバ市
一言メッセージ
地球の裏側ブラジルで、憧れの南米生活・日本語教師に挑戦中!日本語学校、日系社会、ラテン文化のことなど、刺激受けまくりの日々について発信します。

 

8. ブラジルで見た!〜高速道路を歩く人たち編〜

2019.10.15

ブラジルで見た! ブラジル生活

BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)

この時期になると、サンパウロからリオ・デ・ジャネイロに繋がる高速道路を歩いている人たちの姿をよく見かけます。この光景を初めて見た昨年は、こんな危ないところを歩くなんて一体何があるんだろう?と思っていました。今回は、その正体をご紹介します。

10月12日、この日はブラジルの祝日「聖母アパレシーダの日」です。
聖母アパレシーダというのは、聖母マリアがブラジルで発見された時に”アパレシーダ”という愛称が付けられたブラジルの守護聖人のこと。そんな聖母アパレシーダの日は、ブラジルのキリスト教信者にとって大切な日です。
10月12日のこの日を中心に、ブラジル全土からキリスト教信者の人たちが聖母アパレシーダが祀られている大聖堂「アパレシーダ」へ参拝に訪れます。この大聖堂は、ブラジル最大・世界2番目に大きいカトリック大聖堂で、サンパウロから約200キロ、私の住んでいるピンダからは約30キロの位置にあります。
参拝と言っても、車やバス以外になんと!いろんな場所から何日もかけて”徒歩”で来る人もいるんです!!そう、これが高速道路で見かけた人たちの正体だったんです。

願いを叶えてくれたお礼であったり、願いを込めての参拝であったり、理由は人によってそれぞれ。この徒歩での参拝を「CAMINHADA DA FÉ (カミニャーダ・ダ・フェ)」と言います。
ちなみに、私の同僚の先生はピンダを夜10時に出て朝5時頃にアパレシーダへ着いたそうです。ピンダはまだ近いのですが、ほとんどの人たちがこの3倍以上の距離を歩きます。


さて、さらに驚いたのは、大聖堂までの道中に設置されている「PONTO DE APOIO (ポント・ジ・アポイオ)」と呼ばれる参拝者たちの休憩所。ここでは、お手洗い、水分補給、軽食、応急処置などが準備されています。
pontodeapoio.png
誰がしているのかと思ったら、なんとボランティアで行われているんです!もちろん全て無料。参拝者を支えたい人たちが自主的に休憩所を設置して迎え入れているとのこと。自治体も協力しているようで、たくさんの人たちが力を合わせて成り立っているんです。素敵!

ニュースによると、12日までの2週間弱で約7000人が歩いてアパレシーダを参拝したとのことですから、どれだけ大きい規模かわかりますよね。
下の写真は当日早朝の大聖堂アパレシーダ。こんなにたくさんの人が夜中から参拝しているのを見て、ふと日本の初詣を思い出しました。

「聖母アパレシーダの日」を通してブラジルのキリスト教の文化、そしてみんなが助け合うブラジルの文化を知っていただけたかなと思います。

アパレシーダへの観光はこの時期はいつも大混雑なので、1月〜8月がオススメです。大迫力の大聖堂、ぜひ見に来てください。

では、また次回をお楽しみに!
ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)