JICA海外協力隊の世界日記

ブラジルピンダのこんちゃん日記

29. ブラジルで見た!~スーパーマーケット編~

BOA TARDE! (ボア・タルジ:こんにちは!)
今回はブラジルのスーパーマーケットで見つけた素敵なアイデアのご紹介です。

ブラジルのスーパーへ行くと、レジに並ぶときに日本では見ない光景があります。
それは、頭上に表示されている「CAIXA RÁPIDO」「15 VOLUMES」のようなプレートです。これはなにを意味しているかわかりますか?

これは、買い物する個数によって並ぶレジを変えられるというものです。
例えば、牛乳1本しか買わないのに大量のお買い物をする人の後ろに並ばないといけなくて、一瞬で会計し終わるのに…と思いながら待つこと、よくありませんか?そんな時にこのシステムは、大体同じぐらいの量を買う人が並ぶので、普通のレジよりも待つ時間が軽減されるというものなんです。まぁそうは言ってもここはブラジルなので、レジの店員はお客さんとお喋りしたり、のんびりレジの修理をしていたりと仕事のスピードが変わるわけではないので、気長にのんびり待つことに変わりはありません(笑)。でも、買い物の量がそこまで多くない人が並んでいることで比較的穏やかな気持ちで待つことができます。

もう一つ、結構いいアイデアだなと思ったこと。それは、お会計の前に「やっぱり買わないでおこう」と思ったときにもう一度引き返さなくてもいいように、返却したい品物を置くスペース(ポケット?)がレジ台にあったんです。

お肉やお魚のようなものをここに置かれると嫌ですが(笑)、店員さんが定期的にチェックして回収していたので、これはありだなと。特に巨大なスーパーでこれはかなり助かりました。


そしてブラジルのレジといえば、スーパーだけでなく服屋さんなどのレジに、高齢者や車いすの方、妊婦さん等が優先的に並ぶことができる「優先レジ」があります。ブラジルでは、電車やバス、駐車場といったあらゆるシーンで「優先」という文字をよく見かけました。しかも、電車やバスでは優先座席に限らず、年配の方や妊婦さんが電車に乗ってきたら若者がすぐに声をかけて席を譲る姿を普段からよく見かけました。もちろん日本でもそのような優しさを見かけることがありますが、ブラジルでは迷いなく自然とそういうことができる雰囲気があるように感じました。

帰国してから、日本は便利な国だな~と感じることは多くありますが、実はブラジルにもいろんな素敵なアイデアが溢れています。次回もお楽しみに!

ATÉ MAIS!(アテ・マイス:では、また!)

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