JICA海外協力隊の世界日記

音の風景 in Sri Lanka

♪10 日本から楽器が届きました!

アーユボーワン!こんにちは、スリランカ音楽隊員の久保治代です。

先日、日本から楽器が届きました。ユーフォニウム3台とアルトホン6台、計9台です。

中古で少々修理がいるものもありますが、「質の悪い新品より古くてもいい音がするから」と喜んでもらえました。

国立マハラガマ教員養成校のリソースセンターで保管して、必要があれば他の学校やオーケストラに貸し出す、ということになっています。

楽器が増えて嬉しいですが、有効に生かすにはメインテナンスが必要で、特に弦楽器の弓の毛や木管楽器のマウスピースなど現在この国では手に入りにくくて皆さん苦労されています。また、管楽器などの修理をするいい道具がこの国にはなくて、ある材料で工夫して修理したりしているそうですが、本当はプロの修理屋さんにいい道具(例えば日本や欧米で使っている道具のセット)を使って直してもらいたいようです。もしくはその道具を手に入れて、修理を学びたいという人もいます。

その「道具」をなんとか手に入れたいと思い、いろいろ人に聞いてはみたのですが、ここにそれを持ってきたり個人輸入するには、かなりの費用が掛かるようです。コロナの後、国の事情でいろいろなものが不足していて、音楽の世界もそうなのですが、なにかいい方法はないかなといろいろ考えている今日この頃です。

それから、この世界日記での執筆前だったのでお伝えしていませんでしたが、昨年は「世界の笑顔のために」プロジェクトでリコーダーと楽譜を寄贈いただきました。特に輸入が困難なこの時期、本当にありがたいとカウンターパートも話していました。

世界日記10-3.jpg早いもので、本帰国が迫ってきました。まだまだお伝えしきれていないことがあるので名残惜しいですが、次回は帰国後のご報告となると思います。

スリランカでの残り時間を有意義に過ごしたいと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございました。ストゥーティ!

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