JICA海外協力隊の世界日記

音の風景 in Sri Lanka

♪11 また会う日まで

アーユボーワン!こんにちは。スリランカ音楽隊員の久保治代です。

2022.6.30

先週末、お別れ会で教え子たちにもらった花束の花も順番に枯れていき、残り6輪となりました。よく見ると「ありがとうございました」と日本語で書いてくれていて、もらったときは何にも気づいていなかったということに気づきました。明日、帰国する直前まで枯れずに咲いていたら、このまま大家さんに楽しんでもらおうと思います。荷物もほぼまとめ、省庁や活動先にも挨拶に行き、今ぼんやりと長椅子に寝転んでいろいろ思い返しています。

世界日記11-3.jpg

教員養成校はこの日から事情で寮を引き上げ自宅に帰るということでしたが、挨拶に行った日、西洋音楽科の何人かが残ってくれていました。

感染症やら国の事情やらいろいろ何かしらあるけれど、何が吉となるかなんて誰にも分かりません。今までもそうでしたが、今やっていることが必ず次のことにつながるから、トンガからスリランカまでのこのボランティアとしての経験が、これからどこへ向かうのか楽しみにしています。

そんなことを考えながら、今までここで出会った人たちの顔を思い浮かべています。ここに来るまでにお世話になった方々のこともです。

微力ながら私のしたことが、何かの足しになったとしたら嬉しいです。

活動先の人たちは勿論のこと、新旧調整員さんをはじめスリランカ事務所の皆さん、ボランティア仲間たち、大家さん・・・本当にたくさんの人に見守られて活動ができているんだということをいつも感じていました。この場をお借りして、御礼申し上げます。

この世界日記11が出るころは、もう日本に帰っていることでしょう。でも、もうちょっと書いていいみたいなので、この日記まだ続きます。

2022.7.14

帰国して約2週間がたちました。

結局ゆっくりする時間はなく、到着した日から今日までほぼフル回転でした。

成田に着いてから、まずエスカレーターのどっち側に立つのか思い出せませんでした(笑)。東京は確か左、京都も左、しかし大阪は右なんです!それが一番のストレスフルな出来事でした。

市役所に手続きに行ったり、毎日のように友人に会ってお土産を渡したりしています。それでもまだ渡しきれていないので、来週もこんな生活が続く模様です。

スリランカのニュースは最近になって日本でも頻繁に流れているようで、よくどうだったか聞かれますが、日本で見るニュースと実際住んでいた時の印象は少し違うような気がします。劇的な印象の強い場面だけが切り取られているからかもしれませんね。

そうそう、トンガから直接スリランカに送ってもらった荷物が、ようやく大阪の我が家に到着しました。ようこそ日本へ!

世界日記11-5.jpg

まだ帰国後の行事等が終わっていませんが、駒ヶ根時代から足掛け3年、ようやく一区切りついたという気分でいます。

しばらく日本にいます。これからスリランカ滞在中に書ききれなかったことを、順番に思い出して書いていこうと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございました。あともう少しお付き合いください。

ストゥーティ!

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