JICA海外協力隊の世界日記

はらぺこみのりむしliving inフィジー

生活習慣病対策プロジェクト

JICAは、フィジーのNCD対策強化を目標に掲げ、2015年5月から2020年5月までの期間、生活習慣病対策プロジェクトを実施しています。

2018年7月、WHOとの連携の上、Motivational Interviewing(MI);モチベーショナル・インタビューと呼ばれる動機づけ支援の手法に関する研修が行われました。

その後、フィジー中央部(Central Division)の看護師らにMIの研修が提供され、現場で実践されるよう図られてきました。

What is MI?

・An effective way of talking with people about change.

・Evidence-based and client-centered.

MIとは、行動変容を促す効果的なカウンセリングの手法。

例えば、食事や運動習慣の改善、禁煙に取り組む人などの相談に用いられます。

NCDsの大多数は、健康行動の変化により予防可能です。

2020年3月9日、Closing Seminar of MoHMS(Ministry of Health and Medical Services)/JICA NCD Project があり、私もカウンターパートと一緒に参加しました。

JICAの専門家さんから、プロジェクトの成果が共有されました。

中央部のヘルスセンターに勤務する職員から、保健医療体制や実施状況についての発表がありました。MIの活用により、再来院するケースの増加が見られるなど、MIはクライアントのみならず、カウンセラー(看護師)の気持ちも前向きにさせてくれるものだと話していました。

ある企業からは、企業での独自の健康増進の取り組みと成果について共有されました。

National Advisor NCD, Head of National Wellness Centre, MoHMSのドクターの彼は、ユーモアのあるスピーチをされていました。彼のことは、ある書籍(MoHMS発行、健康増進を図る国民向けのレシピ本)のインタビュー欄を読み、熱意を感じていました。当の本人を目の前にし、彼の話に夢中になり、心惹かれました。

今後のNCDs対策について、1.HPS(Health Promoting Schools) 2.Work Place 3.Urban Area が挙げられました。

若い世代から積極的な健康増進を図る経験と環境を整備する。1日の大半を過ごす職場での健康増進が図られるよう努める。都市部では、郊外と比較し罹患率が高い。ターゲット層の抽出が明確です。

NCDsの予防は食事と運動。

You can control your mouth, muscle and mind.

と、笑いを交えて話していました。

lunchでは、Fiji Cancer Societyで働くHI(Health Inspector)の彼女と同席しました。

保健医療サービス省の職員のみならず、その他の組織からの参加者もいました。

彼らとお話しをして情報交換する機会となりました。刺激を受けました。

ビュッフェ形式のlunch。欲張って盛り過ぎちゃう。

コールスロー、トロピカルサラダ(パイナップル、ココナッツ)、白身魚のグリル(タマリンドチャットニ添え)、チキンカレー、野菜のオイスターソース炒め(チンゲン菜、にんじん、豆もやし、なす)、ゆでたタロイモとダール(豆のスープ)。

ホテルのケータリングです。伝統的なフィジー料理でも、本格的なスパイスのインド料理とも異なります。

今後、フィジーの食事についてご紹介しますね。

参加者らは、お皿に山盛りよそっていました。

NCDsのセミナーだよね?私たちhealthcare professionalsだよね?私も食べ過ぎかな?笑

We love to eat. 私たちは食べることが好きです。

Food loves us. と話すフィジアン。

セミナー参加者には、数種類の教育媒体が配布されました。

Start your day with a HEALTHY PLATE!

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