JICA海外協力隊の世界日記

だーまえのコーヒー日記

「Free Coffee Tasting」をやってみました!

みなさん、こんにちは!

今回は、コーヒー隊員としての私の活動をご紹介します!

818日から29日の間、東部県ルワマガナ郡において、EXPOが開催されました。この12日間は、様々な職種の隊員が自身の活動紹介をすることを目的に、ルワンダ隊員同士で協力しブースを出展しました。

その中で、私は7日間参加し、コーヒーの試飲会を実施しました。トップ画像の写真の彼女は、いつもお世話になっているウォッシングステーションのカフェのバリスタです。今回はこの彼女と一緒に試飲会を行いました。

使用した豆は、ルワンダ西部の「KOPAKAKI DUTEGURE」と呼ばれるコーペラティブ(協同組合)のものと、東部の「Akagera Coffee Project」の2つを使用しました。

「KOPAKAKI DUTEGURE」は、カロンギ郡ルベンゲラセクターにあるコーペラティブで、私とは別なコーヒー隊員が関わっているコーペラティブです。現在までに、2名の隊員がこのコーペラティブに関わっています。

コーヒーの試飲会以外にも、収入向上支援を行う隊員が、活動先のコーペラティブメンバーと一緒に、コーペラティブで作る民芸品を販売していました。

今回のイベントで私たちは「多くの方々にコーヒーを提供し、コーヒーに親しみを持っていただくこと」を目的としていました。そして参加した7日間を通して、老若男女問わず、約400杯のコーヒーを提供しました。それと同時に、コーヒーを気に入ってくださった方には、ウォッシングステーションのバリスタと一緒に、コーヒー豆の販売も行いました。ちなみに、今回のイベントで得たすべての利益は、ウォッシングステーションと、コーペラティブにそれぞれ還元しました。

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ルワンダの首都キガリでは、コーヒーを飲むことは少しずつ一般的になってきています。その一方で、地方に住んでいるほとんどの方々は、コーヒーを飲むことはまだまだ習慣になっていません。やはりコーヒーは高価なものという認識があるため、「コーヒーを飲むのは外国人だけ」というマインドがあるそうです。

一方で、ルワンダ人によく飲まれている飲み物は、水以外では、「Porridge」と「牛乳」が、よく飲まれています。ルワンダの「Porridge」は、トウモロコシの粉を水やミルクで、どろどろに煮たかゆのことです。

一緒に参加したバリスタの彼女は、コーヒーをとても愛しており、「コーヒーを飲むのは外国人だけ」というルワンダ人の考えを変えたいと願っています。イベントの最中では、「沢山の方にコーヒーを好きになってもらいたい!それが私にとって幸せなことなの!」と熱く語ってくれました。

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コーヒーを提供する際は、まずは砂糖無しで渡しています。コーヒーに慣れていない方々は、はじめ渋い表情をします () 。その後、砂糖を少々入れると「とても美味しい!」といって、最後の一滴まで飲んでくれました。

私が隊員として求められている活動は「コーヒー栽培時における収量と品質の向上」が主です。しかし、このような、ルワンダの方々がコーヒーに親しみをもってもらう機会を提供し、将来の国内消費向上を見据えた活動も大切だと、今回のイベントを通して改めて実感しました。

今回のイベントは、沢山の隊員の協力によって成功しました。みなさん、本当にありがとうございました!

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今後も引き続き、このような活動を続けていきたいと思います!

それでは、次回以降の記事も楽しみにしていてくださいね!

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