2023/02/24 Fri
人 活動
世界の様々なコーヒーをカッピングしてみました!
みなさん、こんにちは!
今回の記事ではいつもお世話になっているアカゲラコーヒー(コーヒー加工場が運営しているカフェ。詳しくは、「カフェの紹介をします!」をご覧ください。)と、昨年12月末首都キガリに新しくできたMJ Lab Café(アカゲラコーヒーの2店舗目のカフェ)で行った、「カッピングセッション」について書いていこうと思います!
まず私がカッピングセッションを行おうと決めたのには理由がありました。それは昨年の国際コーヒーの日(10月1日)に合わせて、私と同じように“コーヒー隊員※”として活動する田中隊員が活動先のコーヒー加工場にて世界のコーヒーテイスティングを行ったことを知ったのがきっかけです。(詳しくは「JICA Rwanda Facebook(2022年10月26日付の投稿)」をご覧ください。)私も田中隊員同様、任地のルワンダ人に世界の様々な種類のコーヒーを味わってもらいたいという想いを持ちました。
※コミュニティ開発職種で派遣され、コーヒー農家の技術支援を行うなどコーヒーに関連する活動を行う隊員のこと
今回用意したコーヒーは、日本からルワンダへやってきた友人にお願いをし、3か国のコーヒー豆を持ってきてもらいました!そしてそれらに加え、ルワンダや隣国ブルンジのコーヒーを数種類揃えました。
【日本から用意したコーヒー】
・タイ王国(品種:カティモール/ティピカ)
・エルサルバドル共和国(品種:マラゴジッペ)
・パナマ共和国(品種:ゲイシャ)
【上記のコーヒー豆に加えてルワンダで用意したもの】
〇カッピング一回目
・アカゲラコーヒー(ルワンダ共和国:Kayonza郡)
・TUK(ルワンダ共和国:Kayonza郡)
・ABK(ルワンダ共和国:Gakenke郡)
〇カッピング2回目
・アカゲラコーヒー(ルワンダ共和国:Kayonza郡)
・KOPAKAKI DUTEGURE(ルワンダ共和国:Karongi郡)
・Burundi Ngoma Coffee(ブルンジ共和国)
それぞれのカッピングセッションでは、参加者にゲーム感覚で楽しんでもらえるよう、あえてコーヒーの名前を隠してカッピングをしてもらいました。
カッピングセッションは、以下の流れのように進めました!
①用意したコーヒーの品種の違いや、国ごとの特徴を伝える。
②粉の状態で香りをかいでもらう。
③お湯を注ぎブレーク(表面の泡をスプーンで壊すこと)後、再度香りをかいでもらう。
④実際にテイスティングしてもらう。
⑤用意したチャートに感想を書いてもらう。
⑥最後にそれぞれのコーヒーの名前を明かす。
〇カッピングセッション1回目(アカゲラコーヒーにて)
参加者はウォッシングステーションの農業技官と、バリスタを含むアカゲラコーヒーカフェの店員と、任地にあるNGOスタッフ(農業技官)が来てくれました。農業技官が3名ほどいたこともあり、味の違いだけではなく品種ごとの収量の違いや病気への耐性がどれくらいあるのかなど基本的な情報を伝えました。
〇カッピングセッション2回目(MJ Lab caféにて)
こちらの参加者はカフェのバリスタやオーナーなどが参加してくれました。みなさん、私が用意したCUP LOG(コーヒーの感想を書く用紙)に一生懸命記入していた姿がとても印象に残っています。
それぞれのカッピングで、彼らはコーヒーの違いを知るために、何度も挑戦していました。その姿は私にとってとても嬉しいことでした。そして今回一番驚いたことは、彼らは自分たちのコーヒーがどれかということを必ず当てることができたということです。それはバリスタ以外の他のスタッフも含めて当てることができました。
加えてカッピングの最後にどのコーヒーが一番美味しかったかと聞いたところ、自分たちの「アカゲラコーヒー」が一番美味しいという話になりました!後でこの話を友人としたら、「実際のスコアとかは置いておいて、自分たちのコーヒーが一番美味しいって自信をもって思えるのは生産国の特権だよね!」と言われ、私も本当にそう思いました!
私は今回のカッピングが、彼らにとって自分たちのコーヒーに更に自信を持ってもらえる良い機会になったと思い、とても嬉しかったです。
ちなみに今回のカッピングは沢山の“コーヒー隊員”の協力があり、成功することができました。隊員のみんなにはとても感謝しています。(コーヒー豆の準備や、当日の準備に関わってくれました。)
話は変わりますが今年3月からはコーヒー収穫シーズンが始まります。最近足を運んだ農家さんのコーヒーチェリーがどんどん赤くなってきています。そのため3月以降コーヒー農家さんとの関わりも増えてくる予定です。任期終了の今年6月まで、活動を悔いなくやり切っていきたいと思います。
それでは次回投稿もお楽しみに!
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