JICA海外協力隊の世界日記

だーまえのコーヒー日記

コーヒーの収穫シーズン① コーヒー農園編

みなさん、お久しぶりです!

ここ最近、コーヒーの収穫シーズンが終わりを迎え、大分落ち着きを取り戻してきました。私はルワンダの東部に住んでいるため、コーヒーの収穫シーズンは、3月から6月が基本です。その一方で、ルワンダの西部のコーヒーシーズンは、2月から7月までと長く、東部と西部では気候の違いなどによって、収穫時期が異なります。

今後の記事では、コーヒー収穫期に、現地のコーヒー関係者がどのようなことを行っているのかを、お伝えしていこうと考えています!

その第1として、今回はコーヒーチェリーの収穫についてお話します!

まず、皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、コーヒーはもともと、赤く、みずみずしい「フルーツ」だということです。その形が、さくらんぼに似ていることから、コーヒーチェリーと呼ばれています。1番上の写真が、コーヒーチェリーです。

農家さんは、朝一番でコーヒー農園へ向かい、収穫を始めます。そして収穫してから、8時間以内にウォッシングステーション(コーヒー加工場)へ届けることで、農家さんの1日の作業が終わります。この8時間という数字は、国が決めたもので、全ての農家さんはこの決まりを守らないといけません。実際、8時間以上経過したコーヒーチェリーを見たことがあるのですが、時間が経ちすぎて、コーヒー豆が黒くなるなどといった、ダメージがかなりありました

収穫すべきコーヒーチェリーには、種類があります。下の写真のように、よいコーヒーチェリーは真っ赤で、一つ一つのサイズも大きいです。その一方で、未成熟(緑、黄色、オレンジ)のものや、亀裂が入ったコーヒーチェリーなどは、後々コーヒーとして飲む際に、味にマイナスの影響を与えてしまうので、それらの収穫を避ける必要があります。しかし、その作業を怠ってしまう農家さんもいるというのが現状です。

今回お邪魔した農家さんに、上の写真の資料を配布し、一緒に収穫を始めました。腕を伸ばして木の高い位置になったコーヒーチェリーを収穫するので、意外と腕が疲れます(笑)。そして、収穫に慣れている農家さんはどんどん摘んでいくのに対して、私のスピードはウサギと亀の、亀の方でした(笑)。

こちらが、収穫したコーヒーチェリーです。試しにコーヒーチェリーを食べてみたのですが、とても甘くて美味しい!その甘さは、私の疲れた身体を癒してくれました(笑)。

今回こちらの方々の農園に行って、収穫をさせていただきました!

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ちなみにプチ情報ですが、この農園は、下の写真の眺めのよい丘のふもとにあります。大体1,200本のコーヒーの木が植えられており、いつも行き帰りは軽いハイキングです(笑)。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。次回は、コーヒーウォッシングステーションで、収穫後のコーヒーチェリーがどのように処理されていくのかについて、お伝えしていこうと思います!

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