JICA海外協力隊の世界日記

ザンベジ川へは徒歩3分

ダムとリゾート地

任地のチルンドから約80km、シアボンガ地区は美しい湖を見ることが出来るリゾート地として無数のロッジやホテルが並んでいます。今回はシアボンガとカリバダムの紹介をしたいと思います。まず、シアボンガとチルンドはもともと1つのシアボンガ郡でありチルンドエリアがありましたが、数年前の首都の再編成でルサカ州チルンド郡が誕生し、南部州シアボンガ郡となりました。と言ってもチルンドで使われている現地語は南部州で多用されているトンガ語ですし、境界線に近い住民らはどちらの州や郡に属していようと気にはしていないそうです。途中にY字路がありシアボンガとカリバ湖に行くことが出来ます。シアボンガの入り口近くの浅瀬には漁船が何隻か並び、ザンビア伝統食材となったタンザニア原産の「カッペンター」と呼ばれる干し小魚を天日で作っているおばちゃん達に出会うことが出来ます。

カリバダムはジンバブエとのイミグレーションの役割をしており、両国から多くの観光客がダムを見にきます。体積が世界一であるこのダムは雨期の終わり2月から3月にかけて特に大水量の放水が行われ、放水によって作られた電力は北部州までもが使うそうです。

シアボンガは地元民がマーケットを開き連日賑わっています。もちろんカッペンターも販売されています。大きなマーケットを抜けると西洋風のロッジが湖を囲むように立ち並んでいます。一見海に見えますが、やはり塩分は含まず塩の香りもありません。見ていて面白いのが引き潮がなく波が一方通行で流れていることです。ビーチの向こうに見えるのはジンバブエの山々で、ザンビアは海の無い国である事を改めて実感させられます。

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