JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカルからマナオーナ!

#12 初めての植林

マナオーナ!
今日は植林のお話...

1月のある土曜日、ふらっと配属先の前を通ったら、輪番制で週末も働いている同僚に会いました。
やっほー、なんて話してると急に明日は暇か?と聞かれ、特に予定もなかったので暇だよと答えると木を植えに行くぞ!!と言われました。

はて、植林。
私は植林をしてる様子を見たことなかったので、軽い気持ちで行く行くーと言うと、明日7時に県庁に集合!と言われ、少し行くと言ったことを後悔しました。

真面目な日本人の私は、ちゃんと7時に県庁に行きましたが、もちろん同僚は一人も来ていませんでした。 そこから、ちらほらと集まりだし予定より40分ほど遅れてバスで植林の場所に向かったのですが、1時間以上悪路でした。 やっと着いたと思ったら、そこから山を登りやっと会場へ。そしてそこからは長ーい長ーい偉い人たちのスピーチ。 さすがに座り込み、「ほんと話長いよね」と同僚に言うと「マダガスカルでは会議もスピーチも何でも長い方が良いんだよ」と。 納得です。いつも会議も話も長いです。

出発から植林開始まで2時間以上かかったのですが、植林自体は30分くらいで終わりました。
不思議な時間配分です。

マダガスカルは干ばつ、森林破壊が深刻な問題になっています。
この植林は政府の意向で行われたものですが、果たしてこのような地道な活動がマダガスカルの環境保護に繋がっていくのか、私にはよく分かりません。
よく木の伐採や野焼き、山を削っている様子を見ます。
長い目でマダガスカルの自然、環境のことを考えると、ちょっとやめてー!と言いたくなるような光景も見ますが、自分に何ができるのかはよく分からないまま。
マダガスカルの自然について、ゆっくり考えてみたいと思いました。

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