JICA海外協力隊の世界日記

コンポントムびじょん

#14 秋田県協力隊OB会スタディーツアーin コンポントム!〜2・3日目

コンポントムからこんにちは!

早速、スタディーツアー続編を。

こちらが2日目の日程。

OB会スタツア2日目.pngのサムネイル画像

8:30 カシューナッツ加工工場を見学

実は、コンポントムはカシューナッツが有名。

特に、サンボープレイクック遺跡周辺のカシューナッツは土壌が良いらしくその美味しさでジワジワとファンが増えています。

カンボジアで生産されたカシューナッツは

ベトナムなどに輸出されmade in 外国で売られることが多いらしいのですが、

ここでは小規模ながら加工からパッキングまでを行ない、

地域に雇用を生んでいます。

今回はカシューナッツの薄皮むきを体験させてもらいました!

何回も訪問したことがありましたが、

実は、私も初めて。

IMG_0769.JPG

この作業に一同熱中。

そして単純そうに見えて意外と難しいのです。

ナイフを使って作業するのですが、

うまく剥けないと製品に傷が付いてしまいます。

丁寧にレクチャーを受け、最後には上手に剥けるように!

カシューナッツが高い理由、一同納得です。

カシュー記念写真.JPG

9:30 世界遺産サンボープレイクック遺跡へ。

ベテランコミュニティガイドさんのガイドで遺跡を見学。

遺跡ガイド.JPG

予習がなくとも好奇心を唆るように説明してくれるガイドさんのお陰で、参加者からも質問が湧きます。

双方向のコミュニケーションが出来ました。

11:30 名物地鶏料理ランチ

サンボープレイクック遺跡周辺は地鶏で有名。

比内地鶏で舌が肥えているであろう参加者の方々も絶賛でした。

地鶏.JPG

14:00 アツ小学校見学・日本文化紹介&交流

1993年、国連ボランティアとしてコンポントム州で活動し、この地で殉職された日本人・中田厚仁さんを讃えて建設された学校です。

今回、学校よりお時間を頂き、

ツアー参加者の皆様による秋田市の紹介と、

日本文化紹介として書道を子供達と一緒に行いました。

秋田紹介.JPG

サブ要素として行なった折り紙が大人気で、

予定していた尺を超えて交流が続きました。

書道紹介.JPG

地方の学校環境を知る貴重な機会にもなったかと思います。

折り紙交流.JPG

後日、担任の先生からこんな写真が送られてきました。

折り紙.jpg

成果品を教室に飾ってくれています。

その先生のクラスでは、初めて日本人がクラスを指揮した時間だったようです。

コンポントム市内に戻り、小休憩を挟んだのちに夕食。

ホテルに戻り・・・2日目が終了。

2日間お世話になったドライバーさんと記念撮影。

ドライバーさんと.JPG

~3日目~

OB会スタツア3日目.pngのサムネイル画像

8:00 少し当初予定を変更し、

リクエストがあった朝の市場へ。

コンポントムには、スーパーマーケットがありません。

野菜もお肉も、決して衛生的とは言えない状況で売られています。

値段も書いていないので、尋ねなければいけません。

しかし、売り手と買い手のコミュニケーションが生まれる市場は

いつもエネルギーに溢れ、行くと元気を貰える場所。

売っているTシャツの文字一つにしても、生まれる好奇心。

買い物のアシストをしているこちらも、

生まれるコミュニケーションを楽しませて頂きました。

そしてプノンペンへ出発!

12:00 イオンモールへ。

そう、なんとカンボジアにはイオンが進出しているのです。

現在は3号店建設の予定もあるとか。

コンポントムから来たため、

中央と地方の差がより大きく感じられたことでしょう。

帰国前にお土産を調達です。

15:00 トゥールスレーン虐殺博物館へ。

トゥールスレーン.JPG

当初旅程にはありませんでしたが、

リクエストがあり追加しました。

私たちのお父さんお母さん世代の時代に、カンボジアで起こっていたこと。

リアリスティックで衝撃的だったかもしれませんが、

忘れてはならない歴史。

アツ小学校と共に、それぞれが平和について考える時間になっていたら幸いです。

18:00 プノンペン空港着!〜解散!

私にとっては2泊3日、

参加者の皆様にとっては45日。

あっという間のツアーでした・・・

最後に、参加した学生からお手紙を頂きました。(嬉)

このツアーを通して、見たこと感じたことが

いつか何かの形で、物事を考えるときのお手伝いになれば幸甚だな~と思います。

見て頂きたいもの・体験して頂きたいものが多く詰め詰めになってしまい、

在住者にとってもなかなかハードなスケジュールでしたが、

体調不良やトラブルなく無事に終えることができました。

(コオロギをお見せできなかったのが唯一の心残りです笑)

このメンバーだからこそ生まれた出来事のひとつひとつ、

ごちそうさまでした!

同じ場所でも、いつ行くか、誰と行くかによって

起こることや吸収できることが全く違ってくるということを再認識。

元号が令和へ変わる瞬間をカンボジアの地方都市で過ごしたという事実も、

一生の話のネタにできるはず。笑

はるばる秋田からコンポントムに来て頂き、

本当にありがとうございました!

このツアーが終わった後、

やり切った感でふやふやになっていましたが

私の任期も早いもので残り約半年。

次なるミッションに向けてラストスパートをかけていかなければ・・・!

ではでは、最後までお読み頂きありがとうございました~!

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