JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル南部のどさんこ日記

選挙は電子化へ ブラジルの統一地方選挙

Bom dia, ブラジルでは10月6日、市長や市議会議員を選ぶ統一地方選が行われました。

1ヶ月ほど前から立候補者のカードが道端で配られていて、選挙権がない外国人の私も受け取ってみたり、またさまざまなイベント会場で投票を呼びかける姿を見たりしました。

カードには立候補者の名前や写真、たまに支援者の写真が一緒に組み込まれていることも。なるほどなあと思ったのは、候補者が数字のコードで識別されていることです。

ブラジルは各地に設けられた投票所で投票しますが、ここでは電子投票機にコードを打ち込むスタイルだからとのことです。数字だと打ち間違えはあるかもしれませんが、文字の読み書きができない、または苦手な人々にとっても良い手法だなあと思います。

そして当日はなんとバス、地下鉄、電車が無料に!

サンパウロのバスは毎週日曜日無料なのですが、地下鉄や電車が無料なのは初めてなのでちょっとした感動でした。

投票所の近くは多くの人でにぎわい、ブラジルの日曜日は”家族と過ごす日”という人が多いのでいつもの日曜日は土曜日よりも人並みが少ないのですが、普段よりも街が活気付いているような気がしました。

それもそのはず、ブラジルでは投票は義務付けられているので行かないと少額ですが罰金を取られます。

ただ住民票を移していないなどの理由から投票できない…という人も。そうした場合は選挙のアプリがあり、スマートフォンから投票免除操作が可能です。位置情報などから”この人は投票できない”とアプリが判断するそうで、日本とは全然違うな〜と思いました。

また、電子投票なのですぐに投票状況が確認できます。投票を締め切って開票作業…という流れではないんですね。

とはいえ不正はあるようで、この日はサンパウロだけで500人以上が逮捕されています。どうやって?という感じですね…

ブラジルの未来を大きく左右するだろう選挙を経て、ブラジルがどう変わっていくのか?日々のニュースに目を通していこうと改めて感じた選挙の日でした。

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