JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル南部のどさんこ日記

ブラジルのコーヒー談義

ブラジルといえばコーヒー。

コーヒー豆生産量は世界の3割を占める第1位で、2位のベトナムに100万トン以上の差を付けるほど。

そんなブラジルの多くの会社オフィスには、コーヒーメーカーが当たり前のように鎮座します。現地民に聞くと「福利厚生みたいなもの」で、多くのブラジルの人々にとってコーヒーは仕事に欠かせないもののようです。

スーパーのコーヒー売り場には多くのコーヒーが並び(豆ではなく粉が多い)、インスタントコーヒーも。その100%がブラジル産コーヒーといって差し支えないと思います(個人的に調べた感想)。

私はコーヒー党とはいえませんが、ブラジルのコーヒーは酸味やクセもなく飲みやすいなあと思います。「良いコーヒーは輸出されて海外に行くから本当においしいブラジルのコーヒーはブラジルで飲めない」という現地民もいますが、クオリティはすごく高いです。

日本と比べるとエスプレッソに近い濃さの飲み方が多いので、砂糖やアドサンチと呼ばれる人工甘味料を入れて飲む人も多いです。私は朝はアドサンチを3滴入れて頭を動かし、午後はブラックで眠気防止で飲む派です。

カフェやレストランもあちこちにありますが、大体のメニューはエスプレッソかコーヒー、カフェラテなどシンプルな品揃え。日本のカフェだと「ブラジル産」「エクアドル産」など産地表記もありますが、ブラジルでは当たり前のようにブラジル産オンリーが多いです。大体300円しない値段で1杯飲めるので身近な存在だな〜と思います。(写真はスターバックスのエスプレッソです)

一方で、アイスコーヒー文化は無いという驚きも。都会のサンパウロでは取り扱うお店も多いですが、地方では夏の暑い日でもホット!アイスなんてありえない!という現地民が多いです。これも一つの文化だなあと。ちなみに南部ではマテ茶文化が主流ですがこれもホットオンリーです(冷たくするのはパラグアイやアルゼンチンらしい)。

現在、私が働いている「ブラジル日本語センター」も週替わりのコーヒー当番があり、1日あたり2、3度コーヒーメーカーで作っています。いつも飲むのは一般的な安いコーヒーですが、時々お土産などでコーヒーを貰うと、職員で味見をして感想を言い合います。

そんな訳で、センターの現在の1位は「サントス産コーヒー」。サントスは有名なコーヒーの産地ですが、酸味や苦味もちょうど良く美味しかったです。

そんなブラジルのコーヒー事情でした。

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