2024/12/26 Thu
文化 生活
日系社会の忘年会文化
Bom dia, 今回は年末の話です。
ブラジルは夏なので日本の年末=寒い冬、という年末感を感じず、なんだか不思議な年末を過ごしています。
それでも子供たちの学校が夏休みに入ったと聞くと「もう年末か」と思う時もあります。
ブラジルの学校は12月中旬から長くてもクリスマス前に夏休みに入り、1月中旬に始まるところが多いです。クリスマス(ブラジルではNatal=ナタール)は労働者の多くが休みで、家族や親戚一同で集まってクリスマスを祝うという文化があります。
そこから年末年始は家族や友人とビーチで過ごす、というのもよく聞きます。
ただ年明けは1月2日から通常の仕事が始まる人も多いので、「せめて三が日は休みがないと年が明けた感じがしないなあ」というのが正直なところです。私も同じく2日から始まるので、少しゆっくり年末を過ごしたいな、と思っています。
さて、12月の日系社会は日本と同じく、忘年会シーズン真っ只中です。
職場のブラジル日本語センター、都道府県の県人会、スポーツなどのサークル、友人同士…などさまざまなところで忘年会があります。
先日は誘われて秋田県人会の忘年会へ行ってきました。食事はフェイジョアーダ(豆と豚肉などを煮込んだブラジル料理)がメインで、パイナップルを挟んだケーキで10〜12月の誕生日の人たちを祝います。
余興として太鼓演奏や盆踊りなどもあり、会場は終始盛り上がっていました。私は秋田県には旅行に行ったくらいなのですが、こうして誘ってくれるのはすごく嬉しいなあと心がぽかぽかしました。
そして先日は配属先の「日本語ブラジルセンター」の忘年会がありました。
この日は10月に行った主催イベント「日本語祭り」の打ち上げも兼ねていたので、スタッフの日本語学校の先生らも参加しました。
理事会後だったので理事たちも参加し、約40人で食事を囲んで盛り上がりました。
サンパウロの日系社会では、乾杯の時に
「Viva(ヴィーヴァ!)」(お祝いのあいさつ)
「Saúde(サウージ)!」(ポルトガル語で「乾杯」)
「乾杯(カンパイ)!」
と3度あいさつするのが定番です。どこの日系団体へ行っても大体これで、これを聞くと「日系社会だな〜」と感じます。
この日は朝からブラジルのBBQ「シュラスコ」を外で焼き、日本のおにぎりを握ります。食の日伯交流ですね。
そして一年の労を労いあい、食事が終わると麻雀をやったり、カラオケを歌ったりと思い思いに過ごします。
このほかにも、12月は「もちつき」が北海道県人会であったりと、何かとイベントが多い月。まさに師走です。
とはいえ、クリスマスや年末もこれから(掲載時はもう終わってますかね)。
コロナや風邪も流行っていますが、体調を崩さずに年明けを迎えたい今日この頃です。
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