JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル日系社会からの通信

ブラジルから「あけましておめでとうございます」

餅つき

ブラジルの大晦日。


NIPO会館(ナビライ日系ブラジル人協会)で毎年おこなわれる「餅つき」。
日系人家族が大晦日に集まり、みんなで新年を迎えます。
私は餅が大好き、参加してみなさんと一緒に餅をつきました。
日本から移民された人たちが、ここでもち米を栽培しそれを収穫している。日本で作られている色々な農産物や果物がここブラジルで作られている。
もち米を蒸してやわらかく炊いた後、いま日本では見ることがない木の臼と木の杵(きね)で餅を搗く。
私が子供の頃は、家でこのようにして餅つきをして、私達子供たちは搗いた餅を小さく切って丸い餅を作っていた。しかし、今はスーパーで餅を買って食べるだけで、このように自分たちで餅を搗くことはない。それで、私はこの日を楽しみにして待っていました。
搗きたての餅は、「あんこ餅」、「おぞうに」にしてみんなで食べた。とても美味しかった!

仲良し日系の友人たち

ここブラジルに来て、もうすぐ一年。
毎月、このNIPO会館では色々なイベントがあり私はその都度参加している。皆さん、本当に親切で、いろいろな手作りの日本料理をもらったり、何か困ったことないか?など聞かれお世話になっている。
もう殆どの人と顔見知りになり、いろいろなイベントや食事などで一緒になりながら親しくなりました。このNIPO会館の会合に出るのがいつも楽しみです。皆さんは私の家族や親せきみたいです。
また、いつも色々な方に40年~50年前、ここナビライ市に移住してこられた皆さんから、当時の様子や農作業の様子を聞くのが楽しみです。
当時の大変な農作業のことを話してくださいます。


今、ここにおられる人たちは日系2世や3世の人達です。彼らは、大型の機械を使って広大な農場で農業をしています。
しかし、1世の両親たちは本当に手作業で、ここ「深い森」(ポルトガル語でマット・グロッソ (Mato Grosso)(州の名前です))を耕し農園へ変えていきました。


この当時から、日系家族は助け合い日本の文化や習慣が今もここで続いています。
本当に素晴らしいといつも思っています。

カウントダウンの花火

日本の新年は、厳かに初詣をしたり除夜の鐘を聞いたりしながら過ごします。私はこの日本の新年が好きです。
ここブラジルや他のラテンアメリカなどでは、新年は花火や爆竹のカウントダウンが習慣のようです。
ここNIPO会館でも夜12時になったら、大人の人たちが一斉に花火を上げます。子供たちは大喜びです。


いよいよ2020年が始まりました。
花火を見ながら、残り1年の活動と住み心地の良いブラジル日系社会での生活を楽しもうと思いました。
花火は30分くらい続き、皆さんと一人一人新年のあいさつを交わしながら、日系知人の車で家に帰りました。


日本のみなさん、新年あけましておめでとうございます!


東京オリンピックがあります! 


あなたの夢は何ですか?

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ