2019/12/26 Thu
文化 生活
ブラジルのクリスマス
クリスマスプレゼント
ブラジルに来て最初のクリスマスです。
ここは日本と違い夏のクリスマス!昨日、今日35度くらいの暑さでした。
クリスマスは、カトリック教徒にとって一年で一番大切な日です。私の活動先の南マットグロッソ農業協同組合(COPASUL)も他の会社や商店などと同じく24日は午前中まで仕事で午後は休み、25日は一日休み、26日は午前中が休みです。また、職員も24日から新年の1日まで休暇を取る人が多いです。
そして、クリスマスを家族や親せきで一緒に過ごします。私も、24日、25日の2日間日系人の方の家に招待され、その家のご家族や親せきの人達と一緒に過ごしました。
そして、クリスマスといったらプレゼントの交換です。私も招待されたのでプレゼントを持っていきました。たくさんのプレゼントがテーブルに置かれていました。
家族、親戚が集まる
招待してもらった日系宅は本当に大家族です。合計50名くらいの人たちがここに集まりました。ブラジルは広いので遠い人は車で2日かかって来られている人もいました。上の写真がその大家族です。
毎年、このクリスマスでみんなが集まり、顔を合わせ、話をしながらお互いを確認し、いろいろな話をしながら24日のクリスマスイブと25日のクリスマスの日を一緒にすごします。
本当に良い習慣です。
日本でも、私が子供の頃には正月に家族、親戚があつまり話しをしながら、親戚の絆を深めていました。しかし、今は田舎の方ではこの習慣は少しは残っていますが、都会ではこれらの習慣が少なく、「このブラジルでの習慣を日本でも」と思いました。
「インターネットが発達した今、どこにいてもすぐにコミュニケーションを取れる便利な時代になりましたが、やはりこのように一緒に集まって顔を見ながらいろいろ談笑することは続けたいものです」と招待してくださった主人も話していました。
招待してくださった日系夫婦
今回招待してくださった日系夫婦は、私が非常に懇意にしている方です。ここナビライ市でレストランを経営している方で、ナビライ市でもトップクラスのレストランです。もちろん寿司や刺身などの日本食もあり、私もよくここを利用させてもらっています。
24日のクリスマスイブにはこのご夫婦や遠くから来られた親戚の方々といろいろな話をしました。私の活動についてもいろいろ聞かれ、あっという間に夜が過ぎていきました。
そして、翌日クリスマスの日も、11時ごろから招待され、この日は私もシュハスコchurrasco(鉄串に牛肉や豚肉を刺し通し、荒塩をふって炭火でじっくり焼く。バーベキュウBBQ)を焼く手伝いをしたり、皆さんと話しながら食事し、そのあとはみんなでカラオケで歌を歌いました。
日系の人達はもちろんですが、ブラジルの人達は非常に親切です。ここブラジルに来てもう一年がすぎますが、非常に快適に暮らしています。
ここナビライ市に日本からの移民の人たちが来られたのが約50年前だそうです。その当時は、今のような街並みは無く、殆どが荒れた山林だったそうです。そこを手作業で開拓し、最初の頃は綿花の栽培をしてアメリカへ売っていたそうです。それが、今は農園が地平線まで広がるブラジルの穀倉地帯です。大豆、トウモロコシ、綿花、キャッサバ、サトウキビ、牛の放牧場となっています。これは、当時の日系の人たちの努力によるもので、ここナビライ市でも日系の人達は尊敬されています。
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