JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダのWonderful life

最近の嬉しかった出来事

Muraho(こんにちは!)!

今回は、初代隊員の教え子と一緒に行った実験授業について書きたいと思います。

2学期(1月~3月)の間、7名程の大学生が私の配属先に教育実習生として来ており、その中の一人に初代隊員の教え子(Louise)がいました (ちなみにですが、私は3代目の隊員です)。

そして、ある日こんな相談をされました。

「Mr. 矢野(初代隊員)から実技の大切さを教えてもらい、今回自分の授業でも実験や観察を取り入れたいけど、どうしたらいいかわからないから手伝ってほしい。」 と。

これを聞いた私

矢野さーーーん!!!

見ていますか~~~~!!!

あなたが、蒔いた種が今芽を咲かせようとしていますよーー!!!

と、心の中で叫びました。

そんな嬉しいお願いをされたからには、協力しないわけにはいきません。

「へい!よろこんで!!!」と二つ返事で、早速取り掛かかることにしました!

そして受け持っている授業の内容に合わせて、今回は気孔の観察をすることに。

ですが、その前に顕微鏡の扱いがわからないとのことなので、まずは顕微鏡の使い方をマンツーマンで教えました。

その後、サンプルを自分で作成してもらい、それを実際に観察しました。

こちらは自分で作成したサンプルが上手く観察できた瞬間の写真なんですが、お互いにグーサインで嬉しさのあまりブレブレになるLouiseと嬉しそうなLouiseを見て思わず私も笑顔に。

ですが、笑顔になりすぎてついには二重顎になる始末。

活動記録のために生徒に写真を何枚か撮ってもらうようにお願いしていたのですが、後で確認して、とてもいいタイミングで撮れていたことが嬉しい一方で、笑うと自分の顎に溢れんばかりのお肉がいらっしゃることを知り、ちょっと複雑な気持ちになりました。笑

20230208_115349.jpg

その後、実際にLouiseが生徒向けに気孔の観察授業を行いました。

実験手順を説明する際は、私が事前に伝えていた注意点も含めてしっかりと伝えてくれていました!

また、この授業の中で面白かったのが、終始どや顔しているサイエンスクラブメンバーを見られたことです。

写真撮ればよかった~。

実は、気孔の観察はサイエンスクラブの活動で既に行っていたため、観察の時は多くの生徒が我先に観察しようと顕微鏡の前に群がっていたのですが、クラブメンバーは「私はもう観察したことあるし。」と言わんばかりの表情で、高みの見物を決め込んでいました。

思わず、「いやいや、クラブ活動で初めて観察した時、あなたたちも我先に状態でしたよ。」って言いたくなりました。笑

(観察に群がる生徒たち)

最後は、少し時間が余ったので、質疑応答や数人の生徒に実際にサンプルづくりから観察までを行ってもらって、無事授業を終了することができました!

授業が終わった後、Loiuseから「やっぱり実技は大切だし、やれて楽しかった。」という感想をもらえて、授業中の楽しそうな生徒の姿を見られたのもちろんLouiseも楽しそうに授業を行えたようでよかったです。

今回、初代隊員だった矢野さんの教え子が実験授業をしようと取り組むのを手伝うことができ、本当に素敵な瞬間に立ち会えたなと感じました。

隊員の活動は2年間と限られているのもあって、どうしても自身の活動の成果はわかりづらく、隊員がいなくなった後に関しては尚更どうなのかわかりません。

そんな中、今回初代隊員が蒔いた種に水やりをする経験ができ、自分の活動は2年間かもしれないけど、こうして後任の人が支えていって繋がっていくんだなと実感することができました。

私自身、残りの任期は約3か月と多くはありませんが、精一杯できることをやって次の隊員へと繋げられたらなと思いました。

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