2018/12/17 Mon
活動
クスクスをみんなで
「同じ釜の飯を食う」という日本のことわざがあります。苦楽を分かち合った親しい関係、という意味で使われます。 日本では白米ですが、モロッコでは「クスクス」がこれに代わるなぁと思います。 (クスクスは、世界最小パスタと呼ばれる、北アフリカ発祥の食べ物です。日本ではサラダに入れるイメージですが、モロッコでは金曜日のお祈りの日に家族で食べる、とても大切な一皿です。)
私の活動先には、モロッコでも珍しくPTAのような組織があります。 学校ごとの教員組合はどこの学校にもあるのですが、この学校独自で、保護者組合というものが今年度から始まったそうです。 常時5名(いつも同じ顔ぶれ)おり、給料は、保護者組合が集金したお金から出ているそうです。 お仕事は、次のような内容。登校時に門のところであいさつをして子どもたちを暖かく迎える。休憩時間の子どもたちの世話や、先生たちのお菓子とお茶の準備・片付け。それから校内清掃もお仕事です。
不定期ですが、児童が下校した後に、みんなで集まってクスクスを食べることもあります。 用意してくれるのは保護者組合の方。 私は正直、クスクスがあまり得意ではありませんでしたが、お母さんの作るクスクスはとても美味しい! おかげで今では、「今度クスクスするよ!」と言われると「嬉しい!」と感じるほど、好きになりました。 校長も交えて、みんなで大皿のクスクスを食べる。 野菜の下に隠れているお肉をみんなで分け合う。 たった30分ほどの時間ですが、仲間だなぁと感じることができる、とても好きな時間です。 ちなみに、クスクスはお腹で膨れるのか、食べた後は強烈に眠たくなります。 お腹いっぱい食べて寝る。クスクスの日は昼寝日和です。
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