JICA海外協力隊の世界日記

モロッコより〜ミントティーとまったり日記〜

アフリカ最大級のモスク

経済の中心・カサブランカには、ハッサン2世モスクがあります。 モロッコで唯一、異教徒も入れるモスクです。 これだけ毎日アザーン(各モスクのスピーカーから聞こえるお祈りの呼びかけ。1日5回)を聞いても、金曜は集団礼拝を横目に通勤していても、ラマダンや羊の犠牲祭も経験していても、モスクだけは入ることが許されません。 任期も終わりに近づき、イスラム教の文化を少しは理解しているつもりです。 そんなタイミングで、ずっとベールに包まれていたモスクの中を見学することができ、感無量でした。

モスク内は、案内人の説明を聞きながら見学します。 曜日によって案内ツアーの時間が違うので、訪問の際には調べてみてください。 世界で3番目に大きなモスクで、一見の価値ありです。 ちなみにツアーの言語はアラビア語、フランス語、英語、スペイン語などです。

今回、任期終了間際に行って、よかったなぁと思いました。 イスラム教をもっと知ることができるというのはもちろん、語学の面でも伸びたかも?と実感できました。 喋る言語ごとに、自分の性格が変わる実感があって、私はそれが語学学習のおもしろさの一つだと思っています。

カサブランカはタクシー交渉がめんどくさい町の一つです。 メーターを回さないことが多いので、相場を事前に調べて、運転手と交渉してから乗ります。 私はアラビア語を話すとき、喜怒哀楽が激しくなり、多少気性が荒くなります。タクシーの運転手とはよくケンカになってしまいますが、疲れと同時に楽しいなぁと思います。

モスクのツアーでは、フランス語を選択しました。 専門用語や大きな数字は理解できない部分が多かったですが、フランス語話者に混じって質問もたくさんできたし、説明も6〜7割は理解できました。 フランス語を喋るときは、落ち着いて論理的になる自分におもしろさを感じました。 英語を話すときは、全体的に前向きになります。日本語では考えすぎてしまうので、そういう明るい自分が好きで、英語学習にのめり込んだ記憶があります。 いつもと違う人と話したり、特に観光などでは人とコミュニケーションをとることが、前より楽になっている実感があります。 活動のほうの語学はまだまだですが、たまに外に出るのはとても大切だなと思います。

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