JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

研修のための研修

 ミクロネシア連邦のポンペイ州の約40校の小学校と高校には、約500人の教員が働いますが、そのうちの半分の先生は教員としての資格のないまま教壇に立っています。ポンペイ州教育局では、この夏休み中にはそのうちの約90名の先生方に教員としての資格を得るための研修を実施します。この研修では、教育局の教科指導の専門家たちが、講師として指導をすることになっていますが、教育局の職員であったとしても全員が十分な知識と経験を持っているわけではありません。そのため今週は教育局の職員が研修を実施するための研修を受けています。

 日本の大学の教職課程でもおなじみのピアジェの教育心理学や学級経営、教材研究などの内容を一週間かけてじっくり勉強することになっています。教育学全般についての研修となっているため、私の役割は何か数学の授業に関して質問等があったときに対応するということになっているので、比較的に負担が少なく、20年以上前に大学で学んだ内容を思い出しながら楽しくやっています。

 この国の研修では必ずおやつやお昼ご飯がついてきます。今週一週間は、お昼ご飯の心配することなく、大学生に戻った気分で楽しく学べそうです。

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