JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

学校のクリスマスパレード

 娘の通っている学校は12月21日から2週間ほどの長いクリスマス休暇となります。この学校では例年、クリスマス休暇に入る直前に年中さんから高校3年生までの全校生徒が、車上からキャンディーを投げながら街中を回るパレードを実施していて、子供たちはその行事をとても楽しみにしています。昨年はその勝手がよくわからず、50個ほどのキャンディーしか準備しなかったために、あっという間に投げ終えてしまいました。今年はその反省を踏まえて1000個以上のキャンディーを準備し、前日からその準備で娘は大忙しでした。

 パレードでは、トラックの荷台に乗った子供たちが人々にキャンディーを投げて回ります。この日は朝早くから、学校から協力依頼を受けた保護者たちがトラックを持ち寄り、車に装飾を施していました。私たちは、狭いトラックの荷台に乗るのは少し危険だと考え、先生に許可を得たうえで私の自家用車に娘を乗せて、そこからキャンディーを投げることにしました。もちろん装飾は怠りません。

 入学当初はなかなか学校になじめず、欠席を繰り返していた我が娘の気持ちが、肯定的に学校に向き始めるきっかけとなったのは、ちょうど一年前のこのイベントでした。昨年も車の中から大きな笑い声をあげながらキャンディーを投げていたのを思い出しました。おかげさまで今年度はほとんど学校をお休みすることはありませんでした。1年の過ぎ去る速さと娘の成長を実感させてくれるイベントでした。

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