JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

ポンペイ島の植物

 熱帯雨林地域にあるポンペイ島では、島中の至るところで巨大な樹木を目にすることができ、その恩恵は光合成による二酸化炭素の吸収にとどまらず、豊かな大地や海の形成に欠かせないものとなっております。前回のブログで、私の滞在しているポンペイ島は世界で一二を争う多雨地域と紹介しました。今回はその多雨地域ならではの植物について紹介したいと思います。

 一番最初の写真はレインボーツリーと呼ばれる樹木で、樹皮がはがれるとオレンジや緑の色鮮やかな層が姿を現すとても珍しい樹木です。熱帯雨林の樹木に共通してみられる特徴として板根があります。根元には板根と呼ばれる三角形の翼の形をしたものが放射状に伸びています。このレインボーツリーにもわずかにその特徴が見て取れます。この板根は樹木を支える役割はもちろん、豊かな土壌が雨で流されるのを防ぐ役割も果たしています。次はヘリコニアという花で、私の住宅の庭で次々とカニの爪に似た花が咲く様子が毎日観察できます。5歳の娘はこの花を見てスイカと呼んでいました。

この他にも、私の住宅の庭は手入れが非常に行き届いており、様々な種類の美しい花が目を楽しませてくれます。日本のように四季の移り変りを楽しむことはできませんが、常に咲き誇る花を眺めることができるのも、ポンペイ島の良さなのかと思います。

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