JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

復職

 コロナウイルスの影響はあったものの、3月20日に任期を終え長野県公立高等学校教諭に復職しました。ミクロネシア連邦からは感染者は報告されてはいませんが、帰国後2週間は自宅で待機をして万が一に備えていました。そのため入学式や始業式に参加することはできませんでしたが、4月6日から学校に行くことができ、生徒たちと対面できました。2年ぶりの授業ではありましたが、素直でまじめな生徒たちのおかげで何とかやって行けそうです。
 私の勤めている高校は総合学科という少し特殊な学校です。従来の普通科や工業科、商業科などの枠にとらわれず、100以上の講座の中から生徒たちが自分の希望する進路に合わせて授業を選択することができます。この総合学科の目玉の授業で、1年生が全員履修しなければならない「産業社会と人間」というものがあります。私はこの授業の主任になりました。ミクロネシアで感じたことをふんだんに取り込んで授業するつもりで計画を立てていたところ、4月10日から再び長野県の公立学校は休校することになってしまいました。海外での経験を子供たちに還元する機会が延期されてしまってとても残念です。「産業社会と人間」の授業が再開し、JICA海外協力隊の経験を授業に取り組むことができたら、またこの世界日記で報告したいと思っています。

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