JICA海外協力隊の世界日記

宮ちゃんのパラグ愛が止まらない

ラ・コルメナeps.7多くの人に支えられ実現【おわらで繋いだオンライン】

昨年から「風の盆」で有名な富山県の「越中おわら節」の踊りを練習しているラ・コルメナ日本語学校の代表4名と、おわら節の本場、富山市立八尾中学校の2年生4クラス149名とのオンライン交流が実現しました。

八尾中学校とのオンライン交流.JPG八尾中学校とのオンライン交流2.JPG

八尾中学校では、多くの生徒さんたちは教室からの参加、そして、踊り・演奏・質疑応答担当の生徒さんたちは会議室から参加しました。

また、担当のⅠ教諭をはじめとした先生方や、今回の交流に向けて多大なご尽力をいただいた八尾中学校コミュニティスクールコーディネーターのHさんも指導・支援しながら見守ってくださいました。

一方、ここパラグアイからの参加者は、ラ・コルメナ日本語学校の中学生を中心とした生徒代表4名(男子3名、女子1名)と校長先生の5名。 私は1人でフェルナンド・デ・ラ・モラにある自宅からの参加です。

どんなときも背中を押してくださるJICAパラグアイ事務所調整員のTさんも首都アスンシオンからお顔を出さずに見守り・支援しながら参加してくださいました。このオンライン交流のURLの提供、事前の富山との打ち合わせやリハーサル等、準備・調整を担っていただき、どれだけ心強かったことでしょう。

そして、八尾中学校からの参加者でもうひとり忘れてはならない方が、、、、

地球の反対側に位置する両国の子どもたちを素晴らしい行動力で繋いでくださった、JICA北陸富山デスクのKさんです!

交流当日も、Kさんは現場の管理・進行という責任ある立場で、八尾中学校の会議室を笑顔で移動しながら大活躍されていました。

その時の会議室の様子は、こちらの八尾中学校のホームページからもご覧いただけます⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩

https://swa.toyama-city.ed.jp/weblog/index.php?id=toyama127&date=20230916&mo=9

ラ・コルメナ日本語学校の生徒たちにとって、練習を通して大好きになった「おわら節」を幼少期から踊りこんできた同年代の生徒さんたちと交流できるなんて、まさに夢のような出来事です。それを実現してくださったKさんはまるで女神さまのような存在ですね。

きっかけは、私からのEメールです。パラグアイで「おわら踊り」を指導した日本語学校の生徒たちが地域の運動会で練習の成果を披露することになったことを富山の人々に知ってもらいたくてKさんにご連絡をさせていただいた事でした。

間もなく複数の新聞社から次々と取材依頼やラジオの生放送への出演依頼をいただくことになり、Kさんの偉大なパワーに驚かされました。

そして、今回のオンライン交流までのスピード感はついていくのがやっとでしたが、みなさんのご協力とご指導のおかげで実現することができました。

開始直後、日本語学校の生徒たちはとても緊張した様子でした。しかし、踊りの衣装で登場した八尾中学校の生徒9人の姿が見えた途端、4人から一斉に「おおーっ」という感動の声があがりました。

そこから一気に表情が和らぎ、発言が活発になっていきました。

踊りをはじめとしたお互いの国の文化紹介や質疑応答が進んでいきます。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

八尾中学校の生徒さんも「あっという間の時間でした」と話してくれましたが、日本語学校の生徒たちも口々に「もっと、いろいろ聞きたかった」「もっと話がしたかった」と言っていました。

そんな余韻を残して、初めてのオンライン交流は大成功に終わりました。

オンライン交流から数日後、日本語学校の校長先生から4人の生徒たちの心のこもった感想が綴られた作品が送られてきました。そこには衣装を着た八尾中学校の生徒さんたちが踊る「おわら」の美しい女踊りと、勇ましい男踊りの姿がとても丁寧に描かれていました。

そして、笑顔の生徒たちの写真も添えられていました。

オンライン交流の作品を持って笑顔のラコステ日本人学校の中学生さん.jpg

ラ・コルメナ日本語学校のオンライン交流唯一の女子中学生.jpgオンライン交流後の作品.jpg

作品には「女踊りの美しさ、男踊りの力強さが素晴らしかった」「とても感動した」「息がぴったり合っていて奇麗だった」「練習を続けていきたい」そして「また交流したい」と書かれていました。

オンライン交流を通して「おわら踊り」への愛と「もっと上手に踊れるようになりたい」という思いがますます深まったことが十分伝わってきました。

大好きなパラグアイのラ・コルメナから、大好きな日本の、富山県の、富山市の、八尾町に熱い思いを抱きながら、ますます大好きになった「おわら踊り」を大切に踊り続けていきたいという4人のまっすぐな決意と成長を感じました!

たくさんの皆さまに支えていただいたおかげで「おわら」で繋がるという素晴らしい機会を得ることができました。今回のオンライン交流の実現に携わってくださった全てのみなさまに心から感謝いたします。

ありがとうございました!

双方の生徒さんたち、また「おわら」で繋がることができるといいですね‼

JICA北陸富山デスクのKさんは、このエピソードを写真と共に「おわらで繋がるパラグ愛!」という、私のブログ名も入ったタイトルでまとめてくださっています。

JICA北陸やJICAパラグアイのサイト内の「トピックス」から見ることができます。URLはこちらです⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩

https://www.jica.go.jp/domestic/hokuriku/information/topics/2023/1520160_14632.html

その取材後期の中で「モニター越しに心通わせる様子が見てとれ、感激しました。」との感想に加え「日本とつながりのあるパラグアイの皆さんも、いつか八尾町で本場の踊りを体感する機会があったらいいですね。」とのメッセージもいただいています。

こちらも、いつか実現できるといいですね!

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