JICA海外協力隊の世界日記

宮ちゃんのパラグ愛が止まらない

忘れられない食べ物 その5【ロミオとジュリエット】

「ロミオとジュリエット」って、世界中の人が知っている大恋愛のお話ですよね♡

イギリスの劇作家シェイクスピアの戯曲で、命をかけて愛を貫く悲劇に登場する有名な男女2人の名前ですが、、、、

実は、冒頭の写真の食べ物も「ロミオとジュリエット」という名前なのだそうです!

グァバの果実をパスタ・デ・グァジャバとかドュルセ・デ・グァジャバと呼ばれる、まるで日本の羊羹のように加工したものをチーズの上に乗せたスイーツのことです。

職場の同僚から、この名前を聞いた時は、思わず「へぇ~っ!」って変なテンションの声が出てしまいました。

食べる前から、既に名前だけで「忘れられない食べ物 その5」に決定です!

でも、好奇心旺盛な私はどんな味なのか興味津々。食べないわけにはいきません。

グァジャバは、グァバのことで、フトモモ科バンシロー属の植物です。職場のYさんの故郷沖縄では、バンシルーとか、バンシローと呼ばれているそうです。この果実も複数の面白い名前を持っていますね。

このペーストとチーズを合わせて「ロミオとジュリエット」というロマンティックでインパクトのある名前をつけてしてしまうネーミングセンスも驚きです。

職場の庭を探してみたら、グァジャバ(グァバ)⇩⇩⇩⇩ありました!       

  グアバ(ブルグジャ).jpg  

切るとこんなに鮮やかな色をしていて、生のまま食べてもとっても美味しいです。グアジャバ グアバ.jpg

前チパ作りを体験させてくださった、管理人さんのお母様が作ったメルメラーダ・デ・グァジャバ(グァバのジャム)をパラグアイ産のリコッタに乗せて「ロミオとジュリエット」の組み合わせにしてみました。

それが、次の写真です。 

塩味が少なく、さっぱりしているものの、やや酸味が感じられるパラグアイのリコッタと、あまーいジャムの組み合わせはなかなか美味しいです。

でも、ジャムではなく、羊羹状のドゥルセ・デ・グァジャバで作った本格的な「ロミオとジュリエット」も食べてみた~い、ということで、、

早速、近所のスーパーマーケットでドゥルセ・デ・グァジャバとそれに合うチーズを探しに行きました。

パラグアイの隣国ブラジルの「ロミオとジュリエット」は、ミナスチーズというナチュラルチーズを使うということで、それに最も近いチーズをお店の人に教えてもらい、買ってきました。

翌日、職場の仲間たちといっしょに食べてみました。

うん確かに、これは、美味しい! 塩味のあるクリーミーなチーズとドゥルセ・デ・グァジャバの相性が絶妙にマッチしています。

悲劇どころか、お口の中でハッピーエンド!!

完全に「ロミオとジュリエット」にハマってしまい、職場で数日間続けていただきました!

つやつやで美しいロメオとジュリエット.jpgグアバのようかんみたいなロメオとジュリエット.jpg

おかげで、パラグアイに来てから何気なく食べていた、クッキーやパイなどにけっこうな頻度でグァバ(グァジャバ)が使われているということもわかりました。

グアバのタルト.jpgグアバのクッキー.jpg

グアバのビスケット.jpg

さすが、私のフルーツパラダイス、パラグアイ。

日本ではほとんど口にしないような珍しい果物が日常的に食べられているのですね。これからもアンテナを高くして、どんどん攻略していかなくては⤴⤴⤴⤴⤴

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