JICA海外協力隊の世界日記

宮ちゃんのパラグ愛が止まらない

玉のような我が子

以前ご紹介した大盛況のエンカルナシオンの夏祭り会場で、南米産の香木パロサントの苔玉をいただきました。私が活動していた浴衣の着付けブースのお隣にブースがあったご縁で、祭りが終わってブースを片付けていた時に、工房を主宰する方がプレゼントしてくださいました。

私の職場は首都アスンシオンに隣接するフェルナンド・デ・ラ・モラ市で、エンカルナシオンの会場まで長距離バスとタクシーで片道7時間以上要するところです。この方の工房も同じフェルナンド・デ・ラ・モラにあるのですが、それまでお会いすることはありませんでした。それが、こんなに離れたエンカルナシオンでお会いでき、以前から興味があった苔玉をいただけるなんて。本当に素敵なご縁に感謝です。

職場で、大切に育てることにしました。

ご覧の通り、いただいたばかりの時は苔玉と呼んでよいのか迷うほどの丸い土の塊です。後日、苔玉や浄化効果があり聖なる木と言われる香木パロサントについて、様々な情報を送っていただきました。また、私の前の派遣国アルゼンチンで、苔玉についていろいろ教えてくださった女性からもメールで水の与え方や、置く場所などのアドバイスを送っていただきました。

そして職場の方々と成長の喜びを共有しつつ、毎日我が子のように世話を続けました。

しばらくすると、パロサントに名前も知らない友だちができました。悪友かもしれません!親としてどうしたらいいのか分かりませんが、我が子を信じて、様子を見守ることにしました。気分はすっかりお母さんです。

やがて、しばらく共に成長した友だちは、枯れてしまいました。

今、こんなに青々とした立派な苔玉の若者(?)に成長した我が子の成長ぶりをご覧ください。

私のパラグアイでの任期はあと1年と数ヶ月。いつかお別れの日が来るけれど、その日までしっかり成長を応援していきたいと思います。

苔玉を知らなかった人も、知っていたけど興味がなかった人も、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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