JICA海外協力隊の世界日記

宮ちゃんのパラグ愛が止まらない

 忘れられない食べ物

忘れられない食べ物 その1 

 初めて作ったチパ

以前かまどでパラグアイの人たちが大好きなチパを焼いた記事を掲載しました。その時に私が作ったのが写真手前の大きな鳥の形をしたチパです。指導してくださったマリアさんが、ドーナツ状や棒状のチパをたくさん作った後、慣れた手つきでかわいい小鳥を2羽作ってくださったので、その子たちのお母さんを作ろうと思ったのです。

焼きあがって、かまどから取り出したら、なんと首が折れた悲しい姿になっていました! 

そっと中心にに爪楊枝を突き刺して胴体とくっつけて、無事何事もなかったかのように首がつながりました。めでたしめでたし。

調理から焼き上げるまでの体験も、エピソードも含めて、忘れられない思い出になりました。

 忘れられない食べ物 その2 

  ジャックフルーツ

ジャックフルーツ.jpeg

配属先の会長さんから「食べたことがないと言ってたから」と、ジャックフルーツという果実をいただきました。

渡された瞬間「これは大変なものをもらってしまった!」と直感しました。外見はブツブツ、ゴツゴツして不思議な形状です。そもそも ”どうやって食べるのかわからなーい” ということで早速検索したところ、1本の木に長さ50〜70㎝、重さ40〜50㎏の巨大な果実が鈴なりに実っている画像が表示され、思わず目を見開いてしまいました。和名をパラミツ(波羅蜜)と言う世界最大の果実だそうで、生のまま食べることが出来ると書いてありました。

数日後、勇気を振り絞って解体しました。

解体後のジャックフルーツ.jpg

中には数えきれない程の実がぎっしり、生のまま食べてみると、少し癖があるものの、甘くて弾力があります。口いっぱいの大きさの実は食べごたえがあり、2〜3個で十分な満足感が得られました。まだまだたくさん残っている実をどうしようかと考えた結果、ドライフルーツにすることにしました。

いろいろ調べてみると、種も食べられるとのこと。実と一緒に窓際に並べて色の変化や乾燥具合を毎日観察しながら作り上げました。なかなか楽しい工程でした。

ジャックフルーツのドライフルーツ制作現場.jpg

出来上がったものを職場の皆さんにも試食していただいたのですが、評判は今ひとつ。どちらかと言えば、実より種の方が好評でした。

後日、首都から長距離バスで片道7〜8時間のピラポという町のイベントに参加する機会がありました。その会場に、18㎏の巨大なジャックフルーツが展示してありました。これでも十分大きいのに、これよりもっと大きくなるなんて、さすが世界最大と言われるだけのことはありますね。

会長さん、おかげさまでパラグアイでしかできないかもしれない、貴重な経験をさせていただきました。                 どうもありがとうございました。

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