2023/11/03 Fri
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【誓】今度こそ、お土産を!
実は私は2020年3月、アルゼンチンでJICA海外協力隊員としての活動半ばで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け緊急帰国しています。
その時、76ヵ国約2000人の隊員が一斉帰国したのです。JICAの海外協力隊派遣開始から初めての出来事でした。
先ず自分で空港へ向かうタクシーを急いで予約しなければなりませんでした。いくつかのタクシー会社に何度も電話をし、断られるたびにどんどん不安になっていきました。その時の心細い気持ちは今も忘れられません。やっと予約が取れ、いったんはホッとしたものの「本当にちゃんと来てくれるのだろうか」という不安がまた押し寄せてきました。乗車し、途中の検問も何とか無事に通過し、空港に到着できた時はどれだけホッとしたことでしょう。
もちろん、お土産を買う余裕なんてありません。それどころか、自分の荷物さえまとめる時間もなく、とりあえずパスポートと貴重品だけを持って空港へ向かったという仲間の隊員もいました。
幸い私は荷物の整理や処分をお願いする友人が、首都ブエノスアイレスにあった私のアパートの近くに居てくれたおかげで、どうしても日本に持ち帰らなければならないものだけを短時間でひとつのスーツケースに収めることができました。
空港は人気がなく、がらんとしていて、本当に飛行機が飛んでくれるのかしらと、またしても大きな不安が押し寄せてきます。お店も全て閉まっていました。アルファフォーレスという有名なお菓子が売っている、HAVANAというカフェもシャッターが下ろされています。
日本に帰国するまでのドキドキは、通常の生活ではなかなかできない体験でした。
ですから、日本の家族や友人・知人には、アルゼンチンの美味しいワインも、食べ物も、民芸品も、何も渡すことができませんでした。
というわけで、今度こそパラグアイのお土産を日本の大切な人たちに持って帰りたいのです。
健康志向や美容意識がお高めの友だちには、ハーブティーを、お酒が大好きな方には、サトウキビで作ったカーニャを、自分用には少し高いけど美しく編まれたニャンドゥティーを、などと今からあれこれ考えています。
パラグアイのみなさん、他にもおすすめのステキなお土産があったら教えてくださいね。
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