JICA海外協力隊の世界日記

ダラットの旅行日記

#6 ダラット活動日記~べトナム語のハードルと苦悩~

みなさん、こんにちは!! ベトナムのダラット市で活動している三好です。

今回は日本人にとって習得難易度の高いベトナム語協力隊活動におけるハードルの高さついて紹介していきます。

上記の写真は粘土でできたベトナムハウスです。ダラットで人気な観光地の写真で、観光ブログでも紹介しているので興味がある方はぜひ見てください!

習得が難しいベトナム語

途上国で活動する協力隊にとってベトナムは親日国で住みやすい国の一つです。

その反面、活動ではビジネスレベルの言語能力が求められる中、言語の壁が高い国でもあります。

上記の写真は、ベトナム語の発音を表した図です。

ベトナム語の特徴として、6種類の発音と比較的簡単な文法が特徴です。発音の使い分けに慣れていない日本人にとって、ベトナム語は非常に難しい言語です。

つまり、この発音をマスターできるかどうかがベトナム語習得のカギとなります。

ベトナム語では、『発音を使い分けること』『聞き分けること』が求められます。

①6種類の発音を上手に使い分けること。

意識して、言葉の発音を変えなければなりません。各単語の発音や意味を理解しながら、文を作ります。(多くのベトナム語学習者は発音の使い分けをうまくできずに挫折します。)

②6種類の発音を聞き分けること。

次は会話をする為に、ベトナム語の発音を聞き分けしなければなりません。ネイティブのスピードと個人で少しずつ異なる発音の違いを理解しないといけません。この聞き分けには半年から1年必要ではないかと思います。

わからない言葉。不安と恐怖<赴任当初から~半年>

ダラットでの活動前は『発音の使い分け』に少し自信を持っていた自分がいました。

しかし、活動を開始してみると、自己紹介以外の会話が成り立たず、『会話終了』という厳しい現実が待っていました。

実は、『ベトナム語の聞き分け』がうまくできず、会話の成立自体もままなりませんでした。

そんな中、『初めての環境や職場』でわからないことばかりで、不安や恐怖が自分を追い詰めます

言葉が通じないからこそ、

みんなが自分を拒絶しているのではないか

信用されていないのではないか

会話を諦められているのではないか と疑心暗鬼の日々が続きました。

しかし、半年目から変化が訪れます。

(上記の写真は、家の近くのアヒル肉食堂での写真です。徐々に現地に溶け込んできました。)

ベトナム語に耳が慣れていく半年目

相変わらずベトナム語に不安がありますが、

周りで飛び交うベトナム語に耳を傾けると耳が慣れ少しずつ理解できることに気付きました。それはベトナム社会に溶け込む中で徐々に『ベトナムを聞き分ける』の力がついてきた証拠だと思います。

また、完璧を求めすぎていたからこそ、不安や恐怖を感じていたことにわかりました。

自分は外国人なんだから完璧な言語を話す必要はない

焦らずに少しずつ現地になじみながら言語も向上していく必要があることを半年目に理解しました。

自分に残された活動期間はあと1年と3カ月。活動終盤にはダラットこそが故郷だ!と言えるように現地になじみながら、言語を頑張りたいと思います。

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