JICA海外協力隊の世界日記

Pole pole Life in KENYA

活動紹介 その6

はばり?☺

今回は10歳から25歳のダウン症や自閉症がある生徒たちのいるGRADE-1クラスでの活動を紹介します☀︎

真っ赤な制服が似合う2人の男の子がいるのは周辺の学校が共同で使っているグラウンド。

ぽっちゃり体型がなんともかわいいのですが、ADL(日常生活動作)を学ぶにあたり身だしなみを整えようと思っても、

シャツのボタンを閉めることも、そのシャツの裾をズボンの中にしまうことも一苦労です。

このままでは彼らの将来が危ない・・・!と悟ったと同時に、

学校での生徒たちの運動量をもっと増やしたいなぁと以前から思っていたので、

空いた時間に誰でも気軽に参加できる「ウォーキング部」を発足することにしました*

給食前のちょっとした時間や、授業の空き時間、昼休みなどの隙間時間を見つけて最低でも30分歩きます。

歩くときは大きく手を振って、ラインマーカーなどはないのでサッカーゴールにタッチすることを目標に。

などと、簡単にルールを決めてみたけれど、歩き始めて10分もすれば飽きてきてしゃがもうとする子、ふざけはじめる子が出てきます。

30分間はしゃがむのも止まるのもなし。ふざけても走ってもゆっくりのペースでもいいから、とにかく動き続けることを伝えます。

こんなとき、先生たちも一緒に参加してくれたら・・・なんて思うのですが、先生たちは雑務が多かったりリラックスしたかったり、なかなか巻き込めていません。でも、生徒たちと一緒にゆるりと歩くことで、わたし自身のエクササイズとリフレッシュにもなっているので、結果オーライかなぁという気もしています。

もう少し長く安定して歩き続けられるような体力と忍耐力がついてきたら、ゆくゆくはランニングに移行したいなぁと思っています。

運動が必要なのはぽっちゃり気味の生徒たちだけではありません。

有酸素運動をすることはもちろん、太陽を浴びて、しっかりと呼吸すること。体を動かすことで自分の体を知ること。

歩きながら友だちとコミュニケーションをとること、相手の歩調に合わせること。

自分一人では段差のあるところを歩くことが難しい生徒がいるのですが、

わたしが特別にお願いしなくても、手を取り、腰を支え、自然と助け合う生徒たち。

本当に温かい気持ちになります。

たとえ言葉はなくても彼らの笑顔から伝わるものがたくさんあり、

そんな瞬間をいつも近くで見させてもらえる。

この仕事の醍醐味だなぁとつくづく感じています。

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