JICA海外協力隊の世界日記

HOLA PARAGUAY

エンカルナシオンのカーニバル

 

 みなさん、あけましておめでとうございます!

 前回の向井隊員の記事を見て、パラグアイのチーズを無性に食べたい森松です。私は記事にも紹介されていたチパが好きで、よく食べていました。チパはチーズや油をたくさん使って作られるので、カロリーはすごく高いです。しかし、焼き立てのチパは本当に美味しく、後先考えず何個も食べていたことを思い出しました。

 さて、このところ日本では寒い日が続きますね。寒くなるにつれて、私は布団から出ることができなくなっています。冬の日本に対して、パラグアイは現在夏です。今回は、私の任地であるエンカルナシオンの夏について紹介しようと思います。

 エンカルナシオンにはパラナ川が流れており、岸辺にはビーチもあって地元の人にも観光客にも人気のスポットです。夏には多くの人が訪れ、泳いだりビーチバレーをしたりして遊ぶ人や、近くのバーでお酒を買ってのんびり過ごす人など、楽しみ方はさまざまです。

 

 ところで南米の夏と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?ブラジルのリオカーニバルを思い浮かべる方は多いと思います。実は、エンカルナシオンでもカーニバルが開催されています。

 エンカルナシオンのカーニバルはパラグアイ最大のカーニバルで、毎年1月中旬から2月初旬の毎週末、夜の8時から翌朝の6時頃まで、先ほどのビーチ近くにあるサンボドロモという施設で開催されます。

 リオのカーニバルのように、参加チームが工夫を凝らした演技を行い、競い合います。ダンスや衣装、そしてフロート(日本の祭りでいう山車のようなもの)など、どれも素晴らしいもので、2020年の赴任中に見ることができて本当に良かったです。

 このカーニバルの席は場所によって値段が違います。審査員席に近いほど値段が高くなりますが、人気が高くすぐに売り切れてしまいます。私は同期隊員と早めにチケットを購入したので、良い席で見ることができました。

 

 パラグアイのカーニバルでは、多くの観客は泡のでるスプレーを持って楽しみます。このスプレーは、カーニバルの時期になるとスーパーや売店でよく見かけるようになり、観客はこれを持ち寄って観戦します。もちろん会場でも売ってあるので、買い忘れていても安心です。

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 さてこのスプレー、何のために使うと思いますか?これを使ってカーニバルを盛り上げますが、会場がだんだんとヒートアップしてくると、観客同士が泡の掛け合いをはじめます!中にはゴーグルを付けている人やたくさんスプレーを買い込んで絶え間なく泡をかけてくる人もいます。のんきに見ていたら、いろんな方向から泡をかけられるので、行く予定がある人は要注意です!

 

 新型コロナウィルス感染防止のため、世界中のイベントが中止・縮小されています。昨年12月にエンカルナシオンの市長もこのカーニバルの開催を中止することを発表しました。みなさんも、毎年楽しみにされているイベントがあると思います。早くコロナウィルスが収束したらいいですね。まだまだ心配な日々が続きますが、お身体にお気をつけてくださいね!

それではまた。森松でした。

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