JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

新学期の活動紹介

前回はスポーツ大会の企画運営の様子をレポートしました。


今回の日記では新学期開始から新しく活動先に加わった学校での活動をレポートしていきたいと思います。


今までは公立学校での活動ばかりでしたが、私立学校を活動先に加える許可を得ることができたため新たに二つの学校が活動先に加わりました。
日本で言えば中学生と同じ年代のクラスで毎週月曜日に日本語、日本文化レッスンを受け持つことになりました。

最初のレッスンはとても印象に残っています。

初めて会う子供たちの戸惑った顔や少しの緊張で不思議そうにこちらを見ている表情。

約一年前の任地赴任直後に巡回先学校を決める為に挨拶回りに行った時の生徒の表情を思い出しました。活動していくうちに公立学校と私立学校の同年代の生徒の個性の違いや授業に取り組む姿勢がそれぞれ違うことが見えてきました。

授業中の生徒の様子を比較すると、公立学校の生徒の方が私立学校の生徒と比べて積極的に運動を楽しもうとする姿勢が見えます。一方私立学校の生徒は先生の指示を聞く態度が良く、一度の指示で動ける生徒が多いです。両学校の生徒とも運動やスポーツは好きだと思います。授業で扱う内容を面白いと思うのか、つまらないと思っているのか、態度や表情ですぐに伝わるほど素直な学生達です。そんな個性豊かなクラスの指導はとても楽しいです。

活動先学校の校長先生をはじめとした先生に自己紹介と活動内容を話すと、既に私の活動を知っている先生も数名いました。今まで約1年間の活動が多くの人に知られていることは私にとって嬉しいことでした。最近では学校関係者以外にも生徒の親や近所の人で私のボランティア活動内容を理解してくれる人も少しずつ増えてきたと感じます。

日本語、日本文化レッスンを実施してみて生徒の興味関心を少し引き出せてきました。特に授業後半に取り組んでいる折り紙は生徒に人気です。
紙の折り方一つにしても生徒によって異なります。例えば机を使用せずに両手を挙げ空中で紙を折る生徒や定規を使用してとても綺麗に折る生徒もいました。


あえて折り方は詳しく指定せずに生徒自身で折りやすい方法を考えるように指導しました。
得意な生徒が苦手そうにしている生徒に教える様子は体育同様にグループワークの醍醐味が出ているように感じます。


どのような授業内容であっても生徒の取り組む様子をよく観察することで他の授業で活かせるポイントが見つかるという発見もありました。体育と並行して他のレッスンも充実させていこうと思います。

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