JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

学校の長期休み(後半)の活動①

8月中旬 教育分科会活を動開始!

分科会とは、隊員が自主的に学ぶ場を企画運営している、職種ごとのグループの様なものです。

職種に限らず、スポーツ分科会や音楽分科会もあって、それぞれ隊員が自由に選択して、分科会活動を行っています。

私は体育の職種のため、教育分科会と、スポーツ分科会に入っており、今回は8月中旬に行われた教育分科会の様子をレポートしようと思います。

分科会に所属するメリットとして簡単なものを挙げると、日頃のボランティア活動の情報や体験を隊員同士で共有することができること。

学んだことを活かして、より良い状態でボランティア活動に専念できる能力や情報をアップデートすることができます。

今回の分科会活動は教育系職種の隊員と、日頃のボランティア活動で日本語を教えている隊員や、スポーツを教える予定の隊員が集まりました。またゲストとして、マダガスカルの教育省で活躍されている、JICA専門家の方をお招きして、マダガスカルの教育環境や現状の問題点を話し合う会議をすることもできました。

協力隊員の人数も順調に増えてきました。新しく派遣された教育系隊員は任地配属とほぼ同時に学校が長期休みに突入したので、実質的にマダガスカルの学校でのボランティア活動はほとんど未経験です。

そのため、約一年前に任地配属が完了し、ボランティア活動も経験済みの私を含む数名が、実際に活動中に行ったアクティビティの紹介や、お互いの専門教科の指導法を新隊員と共に話し合って、指導方法をアップデートすることができました。

写真は体育の簡単なアクティビティを紹介している自分です。
普段の活動では、なるべく道具を使わない運動をすることを心がけています。

IMG_9366.JPG

会議後半部分では専門家の視点で、マダガスカルの教育について様々な角度からの話を聞き、日頃のボランティア活動中に不思議に思っていた任地の教育環境の問題がどの様な理由で引き起こっているのか理解することができたと思います。

しかし、問題点を理解できたとしても、実際に教育現場に立って指導するのが簡単になる訳ではありません。現地の教師とコミュニケーションを図り、コツコツと積み重ねる必要があります。

その為にも、教育環境の現状を理解する事ができた今回の分科会活動は意味のある時間だったと思います。

次回の分科会の内容としては、実際に隊員の活動先学校にお邪魔して、活動の様子を見学したり、自分が指導する立場で、初めて会う子どもたちと関わる体験をしたり、また、教員養成校にお邪魔して、どの様な環境でマダガスカルの教員志望の方々が学んでいるのか実際に見るのも良い体験ではないかと思いました。

協力隊員が増えて、教育関係の職種の隊員も同時に増えました。

それぞれみんなが、得意な科目や得意な指導方法を持っています。

マダガスカルの教育がより良くなるよう、隊員同士でアイデアや体験を共有する活動も、継続的に行っていきたいです。

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