JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

学校の長期休み期間(前半)の活動

学校の長期休み期間(前半)の活動

6月下旬 アンチラベ 体育出張授業

     首都    現地私立学校卒業パーティー参加

           マダガスカル独立記念日

           

7月下旬 首都    語学フォローアップ訓練 1週間

           マダガスカル漫画フェスティバル

現在マダガスカルの学校は約2ヶ月半の長期休暇中です。普段学校で体育実施をメインにボランティア活動をしているため、現在は休み期間を活かして、普段できない活動をしています。

6月は、3つの体験しました。

普段活動している任地から、乗合タクシーで約1時間30分移動したらアンチラベと言われる都市に着きます。
マダガスカルで3番目に大きな都市でもあり、私の任地同様に高地に位置しているため、今の時期は特に寒いです。
アンチラベには多くのボランティア隊員が生活しています。
今回は、私と同じで教育機関でボランティア活動をしている同期隊員の活動先にお邪魔して、出張授業の名目で体育を実施してきました。

初めて会う子供たちは、最初は緊張している様子や、恥ずかしがる姿を見せていましたが、体育が始まると多くの子どもたちが笑顔で楽しんで体育に参加してくれました。

運動やスポーツは、言語を使用した深いコミュニケーションが必ずしも必要ではなく、体を動かす事がコミュニケーションになり、子どもたちの様子を詳しく観察する事ができます。子どもたちのアイデアや、挑戦する姿勢を見ることもできました。

特にマダガスカル語を使用して、流暢にコミュニケーションする事が難しい私にとって、重要なコミュニケーションツールの一つであり、それをする事が私のボランティア活動を幹の部分でもあります。

マダガスカルに来て初めて、首都にある私立学校の卒業パーティーに参加させていただきました。

日本の卒業式の参加経験しかない私にとって驚く体験になりました。
日本の卒業式は、どちらかというとしんみりとした雰囲気で、卒業を悲しむ光景が思い浮かびますが、マダガスカルではその真反対の賑やかで、みんなで喜び合う卒業パーティーが開催されます。
学年別で子どもたちが、合唱や、ダンスを披露します。学生だけでなく先生たちも同様に披露する姿には驚きました。
学校全体で卒業を祝う文化は日本の学校では、取り入れられることは少し難しそうですが、マダガスカル流の卒業式が気に入りました。

卒業パーティーには首都にある日本語学校の生徒や先生も参加していました。
日本文化の体験ブースや、日本食の販売コーナーがあり、現地学校の子供や保護者のマダガスカル人が日本に興味を持ち、より多くの方々が日本に好意を持ってくれるきっかけになったのではないでしょうか。

卒業パーティーの翌日は、マダガスカルの独立記念日でした。
独立記念日の数日前から、任地でも至る所にマダガスカル国旗が掲げられ、お祭りの充備をしているマダガスカル人を見てきました。
首都で迎えたマダガスカルの独立記念日はホテルから花火を見る事ができました。聞いたところによると、同期隊員の活動任地でも同様に花火を見る事ができたそうです。
独立記念日はマダガスカル人にとって最も重要な1日です。
パレードや祭りがいたるところで開催され、国全体でその日を祝福する雰囲気を初めて感じる事ができました。

※写真説明(上から順に)
・裏画用紙で作られた、提灯
・独立記念日の花火
・卒業パーティー
・マダガスカルの日本語学校の日本文化体験ブース
・出張体育授業
・日本語学校の生徒さんとボランティア隊員

IMG_6804 2.JPGIMG_7021 2.JPGIMG_6919 2.JPGIMG_6886 2.JPG4761034346727749300.eaa3d7771e3d3227c2e526dc41182091.22061413 2.JPGIMG_6955 2.JPG

7月は、2つの経験しました。

最初は語学フォローアップ訓練です。
月曜日から、金曜日までの1週間の平日の5日間で、みっちりマダガスカル語のスキルアップしてきました。
マダガスカルに来てすぐ始まった語学訓練では、分からない事だらけで、任地配属が心配でしたが、約10ヶ月間のマダガスカル生活で最初と比べると理解できる事が増えてきました。
普段の活動で使用する専門的は用語や、マダガスカル人が普段よく使用する、カジュアルな文法で活用された単語や言い回しなどを学習する事ができました。
学校再開と同時に始まる活動で生かしていこうと思います。

語学フォローアップ訓練が終わり、土曜日を迎えたタイミングで、JICA事務所付近にある大きな体育館で、日本の漫画フェスティバルが開催されていることを聞き、急遽参加することにしました。
会場に近づくにつれて、日本でも人気のアニメソングが聞こえてきました。
入場するにも1時間以上列に並び、会場から溢れるほどのマダガスカル人が集まっていました。
体育館の中には、いくつかのブースがあり、ゲームコーナーや、漫画グッズ売り場も数カ所ありました。
日本で開催されている漫画フェスティバル同様の盛り上がりを感じる事ができました。
参加者にはコスプレをしている人や、ステージ上で好きなキャラクターのモノマネを上手な日本語で披露する人も多くいて驚きました。

日本語学校や漫画フェスティバルなど多種多様な日本文化がマダガスカルで一定の人気があり、マダガスカル人に親しまれていることを体験ベースで知る事ができたのが大きな収穫です。

次は休み期間後編の日記を書こうと思います。

※写真説明
・漫画フェスティバル

IMG_7329 2.JPGIMG_7341 2.JPGIMG_7322 2.JPGIMG_7332 2.JPGIMG_7303 2.JPG

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ